「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

TAP the DAY

プロコル・ハルムの名曲「青い影」にまつわるいくつかの逸話

2022.01.22

Pocket
LINEで送る


ビートルズが伝説の名盤『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』を発表した1967年、同じイギリスで一曲の名曲が誕生した。
ゆったりとしたスケールの大きなメロディーと、印象的なオルガンのフレーズは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないだろうか? 
日本では一般的に「青い影」のタイトルで知られているこの「A Whiter Shade of Pale」は、イギリスのロックバンド、プロコル・ハルムのデビュー曲として1967年5月12日にリリースされたのが初出。
発売からわずか2週間で38万枚を売り上げ、イギリスのヒットチャートで6週連続1位を記録したヒットソングである。
この記録は、あのビートルズでさえもなし得なかったという。
瞬く間にフランス、オランダ、スイス、ベルギーをも席巻し、アメリカでは5位、もちろん日本でも大ヒットとなった。
この曲がレコーディングされた当時、すでにマルチトラックが発達し、ステレオ録音も一般的に行われていたが…あえて“モノラル風”の録音・ミックスが施されたという。
生前ジョン・レノンは、この曲をお気に入りの一つとして挙げており「人生でベスト3に入る曲」「今の音楽業界でこの曲以外は聴く価値がない」とまで語っていたという。
また、このメロディーは日本のアーティストにも大きな影響を与えており、松任谷由実はこの曲をきっかけに音楽を自作するようになったという。
山下達郎も当時ラジオでこの曲を聴いて、すぐさまレコードショップへと走り「購入したその日のうちに100回は聴いた」と語っている。


1966年、バンドの中心メンバーでボーカルとピアノを担当するゲイリー・ブルッカーが、キース・リードという詩人と意気投合したことから、プロコル・ハルムは誕生した。
ロックの潮流がサイケデリックからプログレッシブ、アートロックへと流れる中、歌詞も難解で哲学的なものが好まれており、キング・クリムゾンにはピート・シンフィールドという詩人が存在し、クリームの歌詞はピーター・ブラウンという詩人が書いていた。
そんな時代に、ゲイリーとキースはロンドン近郊の田舎町バッキンガムシャーの山中にこもり“クラシックの要素を取り入れた荘厳なロック”をコンセプトに曲作りを行なったという。
そこに、音楽学校でクラシックを学んだマシュー・フィッシャー(オルガン)がアイデアを出し、この「青い影」が生まれたという。
後に、この楽曲のクレジットをめぐって法廷闘争が繰り広げられたことも有名である。
2005年、マシュー・フィッシャーが著作権を巡ってゲイリーとキースを相手に訴訟を起こした。
フィッシャーは「オルガンソロを書いただけでなく、ゲイリーによるオリジナルのコードに重要な改変を加え、2分36秒間に渡ってオルガンで貢献している」と主張し、この曲の作曲者としての印税を要求したのだ。
一方、ブルッカーは「この曲はフィッシャーがプロコル・ハルムに加入する前に作られていて、フィッシャーはアレンジしただけだ」と主張した。
そして2006年12月20日、高等法院はフィッシャーの訴えを原則として認め、40パーセントの著作権を認める判決を言い渡した。
しかし、ブルッカーは判決を不服として控訴した。
2008年4月3日、控訴院は2006年の判決を一部覆し、「青い影」におけるマシューの作曲者としてのクレジットを認めつつも、それに伴う印税は一切フィッシャーには入らないとした。
そして2009年7月30日、貴族院は2008年の控訴審の判決を覆し、フィッシャーの言い分を認める最終判決を下した。
これによって長きに渡る法廷闘争に終止符が打たれ、現在クレジットにはキース・リード、ゲイリー・ブルッカー、マシュー・フィッシャー3名による作詞・作曲と表記されている。





こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。






『山部“YAMAZEN”善次郎×佐々木モトアキ ダブルネーム弾き語りTOUR “ちょっと長い関係の歌旅2022”】


1月15日(土)八幡DELSOL café
1月22日(土)福岡ROCK食堂(昼公演)
1月22日(土)福岡ROCK食堂2階Honey Bee(夜公演)
1月23日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis 
1月29日(土)大阪 新世界ヤンチャーズ
1月30日(日)和歌山OLD TIME
2月5日(土)久留米 農と音2号店 
2月6日(日)佐賀 雷神 
2月18日(金)横浜THUMBS UP
2月19日(土)静岡・御前崎Cook House椿
2月20日(日)名古屋ROLLINGMAN
2月22日(火)金沢JealousGuy
2月23日(水・祝)新潟Mush
3月4日(金)沖縄・コザ CROSSOVER CAFE’ 614
3月5日(土)沖縄・那覇Drunk CINDERELLA
3月6日(日)沖縄・宮古島 雅歌小屋
3月19日(土)下北沢ニュー風知空知
3月20日(日)茨城・水戸Jazz Bar Bluemoods
3月21日(月・祝)埼玉・所沢MOJO
3月25日(金)広島LIVE café Jive
3月26日(土)岡山Desperado
3月27日(日)徳島Music Bar Ricky
4月15日(金)小郡ジラソーレ
4月16日(土)熊本八代7th chord 
4月17日(日)大牟田 陽炎
4月21日(木)仙台HIGHBURY
4月22日(金)福島Harvest
4月23日(土)岩手・二戸 HOUSE OF PICNIC 
4月24日(日)秋田・湯沢BASEMENT
4月28日(金)東広島pasta amare 
4月30日(土)福岡Bassic.(ライブ&スペシャルスライドショー)

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12713121312.html






【歌ものがたり2022春〜雨ニモマケズ風ニモマケズ】


1月16日(日)長崎・タンゲ食堂
2月8日(火)福岡・大牟田Casual Bar Version
2月12日(土)東京・高円寺MOONSTOMP   
2月13日(土)埼玉・川越 大黒屋食堂  
2月26日(土)福岡・薬院 遊来友楽 
2月27日(日)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋
3月12日(土)群馬・前橋 呑竜横丁 
4月2日(土)兵庫・宝塚 ※会場・詳細未定
4月3日(日)京都・四条大宮高辻 夜想 ※詳細未定
4月9日(土)茨城・古河LIVESTATION ”L” ※詳細未定

↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12714724886.html





佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

例えば執筆・編集のお仕事として、、、
「ロック」「ジャズ」「ブルース」「R&B」「シャンソン」「カントリーミュージック」「フォークソング」「歌謡曲」「日本の古い歌」など、ほぼオールジャンルのページ企画・特集に対応いたします。
ライブイベントの紹介・宣伝文や、アーティストの紹介文なども対応できます。
音楽以外のライティングとして、WEBページの作成・リニューアル、各種パンフレット作成に伴う「店舗のご紹介」「メニューご紹介」「企業・会社のご紹介」「商品のご紹介」などなど様々なPRに関わるお仕事も承ります。


音楽、人、食、商品、街(地域)…私たちが関わるものすべてには“ものがたり”があります。
あらゆるものに存在する、ルーツや“人の想い”を伝えながら「誰が読んでもわかりすい読み物」をお作りいたします✒︎
お気軽にご依頼のご相談・ご連絡ください♪
sasa@barubora.jp
090-2669-2666

【佐々木モトアキ プロフィール】
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12648985123.html

【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
http://www.tapthepop.net/author/sasaki

Pocket
LINEで送る

関連するコラム

[TAP the DAY]の最新コラム

SNSでも配信中

Pagetop ↑

トップページへ