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顔をみせないアーティストの歌〜Sia(シーア)心の叫び声〜

2015.01.18

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Sia(シーア)新曲「エラスティック・ハート」MVのシャイア・ラブーフの演技がスゴすぎる(BUZZZ by Aol NEWSより)
オーストラリア出身のシンガーソングライター、Sia(シーア)のヒット曲「シャンデリア」のミュージックビデオで想像性豊かなダンスを見せた天才ダンス少女、マディ・ジーグラー(12歳)が再びSiaのMVに登場! しかも今度は実力派俳優シャイア・ラブーフとの共演というから驚きだ。

かぶいて売れろ!お面、メイク、覆面アーティストの増殖を読み解く(Blog音楽ライターになりきり隊より)
ルーツを辿るとやはりビジュアル面ではなく、純粋に音楽を聴いて欲しいというのが発端のようです。例えば忌野清志郎(に似てるという設定)のバンド、ザ タイマーズ。顔を隠してまで訴えたいメッセージがあるのですね。


♪「Chandelier」/シーア


パーティーガールは傷つかないの
何も感じない、いつ自覚するの?
感覚を押し殺す
押し殺すの…

私は都合の良い女
電話はパンクしそうだし、ドアベルが鳴り響いてる
私は愛を感じる
私って愛されてるの?

1、2、3 ハイ、飲んで
1、2、3 ハイ、飲んで
1、2、3 ハイ、飲んで
繰り返しながら…数えられなくなるまでグラスを空けるのよ



11歳の少女が“圧巻の表現力”で踊るこのミュージックビデオが昨年(2014年)5月にYoutubeで公開されて以来、現時点で約4億4千万回以上再生され“*バイラルセンセーション”を起こしている。
(*ウイルスが拡散するように急速に口コミが広がり注目を集めること)
ここ登場する少女の名は、マディ・ジーグラー(Maddie Ziegler)。
アメリカ国籍のダンサーだ。
彼女はこのミュージックビデオの中で、クラシックバレエのテクニックをベースに、エキセントリックな“パフォーマンス”を披露している。
少女の“踊り”と、美しくも退廃的な“歌声”の見事な融合が唯一無二の世界観を創り出し、世界中の音楽ファンの心を鷲掴みにした。

Sia-Performance-Videos
この曲を歌っているのは“顔を一切公表しない”というその斬新なプロモーション方法で注目を集めているオーストラリア出身のSia(シーア)。
彼女は、1975年生まれの歌手で90年代後半からジャズシンガーとして活躍していた。
日本での知名度は低かったが、歌の上手さとソングライティングの才能には類い稀なものがあり、地道に活動を続けてきた結果、ようやく世界的に認められるようになってきた…その矢先にバセドウ病を発症。
以来、彼女は表舞台には出てこなくなった。
真相は語られたことはないが、病気の治療の為に容姿が変わってしまったことが理由としてあったのかも知れない…。
ここ数年は自身のシンガーソングライターとしての活動を一時休止し、ポップシンガーへの楽曲提供活動を中心に行っていた彼女。
これまでリアーナ、ビヨンセ、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ、ケイティ・ぺリー、デヴィッド・ゲッタ、エミネム、マルーン5など、トップ・スターたちに楽曲を提供してきたポップス界最大のヒットメイカーでもある。
そんな華々しい活躍の影で…アルコールと薬の依存症にも苦しんでいた。
なんとかそこから抜け出して書き上げたのがこの曲「Chandelier」だったという。

助けて
私はなんとか生き延びたいの
うつむかずに
目を開かずに
朝が来るまでグラスを満たしつづけるのよ
今夜だけの我慢よ
今夜だけのことだから…

日が昇る頃、私はもうボロボロ
早く抜け出さなくちゃ
ここから逃げ出さなくちゃ
あぁみっともない、みっともないわ


タイトルの“Chandelier(シャンデリア)”というのは、彼女が楽曲を提供しているビヨンセやリアーナなどのスーパースターを喩えたものだった。
そして彼女はこの曲を自分で歌うことを決心し、もう一度歌手活動を再開した。
だが、メディアに顔を公開することなく、2013年に米ビルボード誌の表紙に、頭の上から紙袋を被って登場し世間を驚愕させた。

sia

アメリカのテレビ番組に出演し「Chandelier」を披露した際には、カメラに背中を向けて熱唱し、その前代未聞のパフォーマンスが大きな話題を呼んだ。
見ることのできないシーアの表情は、少女のダンスに投影されているかのようだった。
彼女が表を向いて歌わないのは、病気によるものではなく、そのパフォーマンスを含めてこの曲で伝えたいことなのかもしれない。


この曲は、一聴してビルボードのヒットチャートを賑わしているような曲調にも聴こえるが、彼女の背景にあるものを思うと印象がガラリと変わって響いてくる。
「私は都合の良い女」
「ブランコのようにシャンデリアを揺らす私」

そんな歌詞のフレーズが、自己表現を他者に委ねることへの疑問と苦悩を投げかけている。
「1、2、3」で口に流し込む酒は…嫌なことを何も考えずに無理矢理行動にうつしている現実を表しているかのようだ。

ブランコのようにシャンデリアを揺らす私
明日なんか無いような生き方をしたいの
明日なんか無いの
鳥のように夜空を飛んで行きたい
涙が乾くのを感じながら
シャンデリアを揺らし続ける私

でも私はなんとか生き延びたいの
うつむかずに
目を開かずに
朝が来るまでグラスを満たしつづけるのよ
今夜を乗り切れたらいいから

1、2、3 ハイ、飲んで
1、2、3 ハイ、飲んで
1、2、3 ハイ、飲んで



【Sia(シーア)オフィシャルサイト・プロフィール】
http://www.sonymusic.co.jp/artist/sia/profile/

シーア『1000 Forms of Fear』

シーア『1000 Forms of Fear』

(2014/RCA)


さて今週は「顔をみせないアーティストの歌」「覆面ミュージシャンの一曲」を紹介して下さい♪
皆様からのコメント欄への投稿をお待ちしております。
洋楽・邦楽・性別・世代を超えて“音楽と出逢う”歓びを、皆さんで分かち合いませんか?
「私ならこの一曲!」
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info@tapthepop.net
コメント欄の方へ代理投稿させていただきます。
宜しくお願い致します。

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