10代から音楽活動をスタートさせ、會田茂一らとスカをベースにしたバンド〈アポロス〉や、會田、堀江博久らとのミクスチャー・バンド〈アクロバットバンチ〉を結成。1994年には大高ジャッキーとSUPER STUPIDを結成し、Hi-STANDARDと並んでAIR JAM世代を牽引する存在となったLOW IQ 01（ロウアイキューイチ）。BRAHMAN、BACK DROP BOMB、HUSKING BEEをはじめとするハードコア／メロコア界隈のバンドはもちろん、RUDE BONES、SCAFULL KINGといったスカ・シーン、さらにはキングギドラや四街道ネイチャー、シャカゾンビらヒップホップ・シーンとの交流／コラボレーションを展開しながら、多岐に渡る音楽性を育んできた。

1999年にソロ活動をスタートさせると、松田岳二やスキャフル・キングのメンバーらを擁する〈LOW IQ 01 & MASTER LOW〉というビッグバンド・スタイルでライブを開始。ハードコア・パンクからファンク、ジャズ、アイリッシュなどをごった煮にした、めくるめくステージを繰り広げていく。メジャー・デビューを果たした2007年からは、恒岡章（Hi-STANDARD）との2人組バンド〈LOW IQ & THE BEAT BREAKER〉をはじめ、交流の深いミュージシャンたちと様々な編成によるバンドでライブ活動を展開していった。

2016年には自らのレーベル〈MASTER OF MUSIC〉を立ち上げ、渡邉忍（ASPARAGUS）、 日向秀和（ストレイテナー／Nothing’s Carved In Stone） TDC（FRONTIER BACKYARD／SCAFULL KING）との〈LOW IQ 01 & MIGHTY BEAT MAKERS〉名義でミニ・アルバム『THE BOP』を発表。そして、ソロ活動開始20周年を2年後に控えた今年、待望のフル・アルバム『Stories Noticed』を完成させた。

3年ぶり7作目のオリジナル・アルバムとなる『Stories Noticed』は、細美武士（the HIATUS/MONOEYES）、TOSHI-LOW（BRAHMAN/OAU）、Tokyo Tanaka（MAN WITH A MISSION）といった豪華ゲスト陣を迎えて制作。TOSHI-LOWが作詞を手がけた日本語詞がストレートに胸を打つ「青い鳥」や、アップライトベースが疾走するロカビリー・チューン「1958」、ソカのビートを取り入れた「Bajamar」など各所に新機軸が窺えながらも、LOW IQ 01ならではのキャッチーなメロディー・センスと、ゴリゴリに迫力の効いたヘヴィなバンド・サウンドをとことんまで研ぎ澄ませた、キラー・チューンばかりがズラリと並ぶ。

ソロ活動18年目にして生まれたシンプルかつフレッシュな作品で、ギミック無しの真っ向勝負を挑む、LOW IQ 01──彼の快進撃は、このアルバムから再びはじまる。

LOW IQ 01
『Stories Noticed』

（MASTER OF MUSIC RECORDS）

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