「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

ミュージックソムリエ

平成の学園ドラマと音楽~単にヒット曲を追う方法ではJ-POPを通覧することにならない

〈はじめに〉 ぼくがパプアニューギニアに出発する少し前に、中国では天安門事件が起こった。 日本のマスメディアはその3年前、1986年から始まったバブル景気を煽り…

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平成の音楽の幕開けは「三宅裕司のいかすバンド天国」だった~玉石混淆と多様性

〈はじめに〉 平成元年,即ち1989年は個人的に修士2年になり,初めてパプアニューギニアに行って,7月から9月までフィールドワークをして帰国した。そこで得た血液…

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コーヒーの香りと音楽と(前編)~『喫茶ロック』シリーズが提示した昭和のレア・グルーヴの再評価

コーヒーの香りと音楽と。 昭和の時代の喫茶店といえば、こだわりのコーヒーを入れてくれるマスターがいて、歌声喫茶に始まり、ジャズ喫茶、ロック喫茶など、まだディスコ…

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「日本の『すべての若き野郎ども』を作りたい」という想いから生まれたTHE YELLOW MONKEYの「JAM」

1992年にデビューしたTHE YELLOW MONKEYは歌謡曲とグラムロックを融合させた、新たな日本語ロックを志向するバンドとして活動を開始する。 活動初期…

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ジャズ研で鍛えられたメロディ・センスが光る畳ロック~キイチビール&ザ・ホーリーティッツ

2016年より活動を始めたキイチビール&ザ・ホーリーティッツは、今とても注目を集めているバンドだ。 ヴォーカル&ギターのキイチビールを中心に、KD(ヴォーカル、…

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「彼女と観客のつながりが1991年のニルヴァーナと同じだった」 〜現代の若者のためのスター、ビリー・アイリッシュ〜

1990年代前半、ニルヴァーナは「ジェネレーションX」と呼ばれたアメリカの若者たちを熱狂させた。 鬱屈した感情や孤独を歌った楽曲は、当時の若者たちの心を掴み、ロ…

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平成の時代に新しいフォークの風を吹かせたサニーデイ・サービスと『東京』

1990年代前半に渋谷を中心にして流行した日本のポップス、いわゆる渋谷系と呼ばれた音楽は、限りなく洋楽に近いテイストで洗練されていたことから、当時の流行に敏感な…

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細野晴臣の言葉から生まれた星野源の日本語ポップス 〜過去と未来を繋いだアルバム『Pop Virus』〜

2019年のCDショップ大賞を『Pop Virus』で受賞した星野源は、2016年の『YELLOW DANCER』に続く2度目の栄冠となった。 このアルバムは2…

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ハードロックを入り口にカントリーとフォークに辿り着いた藤原基央 〜BUMP OF CHICKEN「ガラスのブルース」〜

1999年のファースト・アルバムのリリースから、今年で20周年を迎えるBUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)。 デビュー以来多くの音楽ファンやバ…

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映画と音楽の共鳴から生まれた、新しいヒーロー像 〜ケンドリック・ラマーと『ブラック・パンサー』〜

ヒーロー映画としては初めてアカデミー賞の作品部門にノミネートされた『ブラック・パンサー』。 2018年3月に公開されたこの映画は、史上初めて黒人のヒーローを主人…

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先人たちのリスペクトから生まれた、チャイルディッシュ・ガンビーノのファンクミュージック

これがアメリカだ 騙されるなよ 見ろよ 今俺がどう暮らしているか 警察は今もイカれてる チャイルディッシュ・ガンビーノが2018年5月にミュージックビデオととも…

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コールドプレイがエンターテイメントの持つ力を表現した50回目のスーパーボウル

アメリカで最も注目が集まるイベントのひとつに、NFLの優勝決定戦「スーパーボウル」が挙げられる。 なかでも前半と後半の間に行われるハーフタイムショーは、マイケル…

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