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サッチモがNYへ渡った1924年、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」が初演

2018.07.05

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「TAP the CHART」120回は、1924年を取り上げます。

【1924年のTOP 10 HITS】
❶It Ain’t Gonna Rain No Mo’ / Wendell Hall
❷California, Here I Come / Al Jolson
❸Memory Lane / Fred Waring
❹What’ll I Do? / Paul Whiteman
❺It Had to Be You / Isham Jones
❻Somebody Stole My Gal / Ted Weems
❼Somebody Loves Me / Paul Whiteman
❽Sleep / Fred Waring
❾Linger Awhile / Paul Whiteman
❿I Wonder What’s Become of Sally? / Al Jolson

*参考/Joel Whitburn監修『Pop Memories 1900-1940』。ナンバー1ヒットのうち、1位の獲得週が多かったもの順に掲載(同点の場合、チャートに留まった週が多い方を優先)。

【1924年の主な音楽的出来事】
◯ジョージ・ガーシュインの名曲「Rhapsody in Blue」が、この年の2月24日にポール・ホワイトマン楽団の演奏で初披露される。
(詳しくはこちらのコラムで)
ラプソディ・イン・ブルー〜短い生涯で大量の名曲を書き上げたジョージ・ガーシュイン


◯この頃、ダンス/リズムのチャールストンが大流行。

◯ウクレレ奏者ウェンデル・ホールの「It Ain’t Gonna Rain No Mo’」がヒット。

◯アル・ジョルソンがヒットを連発。

◯ニューオーリンズ出身のルイ・アームストロングがシカゴを経て、この年ニューヨークのフレッチャー・ヘンダーソン楽団に加入。その独創的なプレイで多くのミュージシャンに強い影響を与え、ジャズの未来を切り拓いた。

◯クラシック・ブルーズ歌手のマ・レイニーが「Countin’ the Blues」を録音。

◯「カントリー音楽最初のヒット」と言われるフィドリン・ジョン・カーソンの「Fare You Well,Old Joe Clark」。

◯アンクル・デイブ・メイコンが「Keep My Skillet Good and Greasy」を録音。

◯ジェリー・ロール・モートンが「King Porter Stomp」を録音。
◯ビックス・バイダーベックが初録音。

【1924年のナンバー1ヒット】○内数字は獲得した週。
Sleep / Fred Waring ⑤
Charleston / Arthur Gibbs ①
It Ain’t Gonna Rain No Mo’ / Wendell Hall ⑥
Linger Awhile / Paul Whiteman ④
Somebody Stole My Gal / Ted Weems ⑤
California, Here I Come / Al Jolson ⑥
Spain / Isham Jones ②
What’ll I Do? / Paul Whiteman ⑤
It Had to Be You / Isham Jones ⑤
Memory Lane / Fred Waring ⑤
I Wonder What’s Become of Sally? / Al Jolson ③
Somebody Loves Me / Paul Whiteman ⑤

1924年のナンバー1ヒットは12曲。

年度ごとの音楽の出来事やヒットが分かる!〜TAP the CHARTのバックナンバーはこちらから

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