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ミュージシャンに愛される“命の水”

2013.11.28

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作曲するときにアイリッシュウイスキーの代表的なブランドの一つ、ジェムソンが欠かせないというのはレディー・ガガ。

「私の曲のほとんどはジェムソンと一緒に作ったのよ。このウイスキーがあるから私は新しい曲が書けるの。」

ウイスキーは“命の水”の意をもち、アイルランドが発祥と言われる。
19世紀頃までアイリッシュウイスキーは世界一のシェアを占めていたが、1919年に主な輸出先だったアメリカで禁酒法が発令されたことによって生産が激減し、国内に数多くあった蒸留所は今や4つを残すのみとなった。

北アイルランドのアントリム州に位置するオールド・ブッシュミルズ蒸留所は、1608年からの歴史を持つ世界最古のウイスキーブランドだ。
スコッチより1回多く、蒸留を3度行うことで生まれるまろやかな味は、数多くのミュージシャンや作家に愛されてきた。

プロテストなメッセージと攻撃的なサウンドで、90年代を牽引したレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリスト、トム・モレロもその1人だ。

「ブルース・スプリングスティーンと一緒にステージに上がる前には、一口か二口のアイリッシュウイスキーが欠かせないんだよ(笑)」

“命の水”を必要とするアーティスト達にとって、アイリッシュウイスキーは声や楽器や筆と同じくらい“大切なエレメント”の一つなのかもしれない。

Bruce Springsteen & Tom Morello / The Ghost Of Tom Joad


アイルランドでウイスキーといえば、「Whiskey In The Jar」(“瓶に入ったウイスキー”の意)というアイルランド民謡がある。
1972年に“アイルランドの英雄”ことシン・リジィがヒットさせたことで広く知られ、U2やメタリカなど、様々なミュージシャンによって歌われている。

Thin Lizzy / Whiskey in the jar

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