イスラエル出身のサーフ・ロック・バンド、Boom Pam(ブーム・パム)。2003年に結成され、現在はギタリストでリーダーのウリ・ブラウネル・キンロトを中心とした4人で活動している彼ら。ベースの代わりにチューバが入るなど変則的な編成で奏でられるのは、ギリシャ歌謡や中東のダンス音楽、ジプシー・ブラスなど、様々なエッセンスが織り交ぜられた音楽。それが、ディック・デイルやベンチャーズの影響をダイレクトに感じさせるホットロッド/サーフ・ロックのバンド・サウンドで、熱くエキゾチックなロックンロールに生まれ変わる。幻惑的なリバーブのかかったギター・サウンドで奏でられるオリエンタルな音階は、なんとも中毒的な魅力を放つ。
2006年にファースト・アルバムを発表、現在までに4枚のアルバムをリリースしてきたBoom Pam。2012年に初来日を果たし耳の早いリスナーを驚かせ、2014年にはフジロックにも出演。今や日本でも熱狂的な支持を集める存在となった。そんな彼らがベスト・アルバム『The Very Best Of Boom Pam』を発表。日本未発表の楽曲から、バルカン・ビート・ボックスとのコラボレーションやリミックス音源、レッド・ツェッペリン「Black Dog」の異色カバー、さらには2014年に行われた東京でのライブ音源など全17曲を収録した入門盤だ。
Boom Pamのオリエンタルなサーフ・ロック・サウンドに注目し、白羽の矢を立てたのが、シンガー・ソングライターの小島麻由美。今年デビュー20周年を迎え、先だってはデビュー・アルバムからの〈セシル3部作〉と幻の4枚目のアルバムをまとめた4枚組BOXセット『セシルの季節 La saison de Cecile 1995-1999』を発表したばかりの彼女がオファーし実現したのが、Boom Pamとのコラボレーション・アルバム『with Boom Pam』。これまで小島麻由美が発表してきた楽曲からセレクト10曲を、Boom Pamがリアレンジ。オリジナルを尊重しながら、小島麻由美の音楽に元々あったモッドなスタイルや、オリエンタルな風合いがBoom Pamのバンド・サウンドによってアンプリファイドされたような、実に面白い仕上がりとなった。
8月末からは日本での小島麻由美との共演ツアーも開催されるBOOM PAM。その強烈なロックンロール体験は、ぜひライブ会場で味わってほしい。
Boom Pam official website
http://www.boompam.org/
http://www.tuff-beats.com/artists/boompam.html
小島麻由美official website
http://www.kojimamayumi.com/
小島麻由美 With Boom Pam「白い猫(Chat Blanc)」
Boom Pam「Malibu」 MV
Boom Pam Feat. Trifonas「NEDEN SAÇLARIN BEYAZLAMIŞ ARKADAŞ」 MV
Boom Pam Live at Tel Aviv
Live Schedule
Boom Pam feat.小島麻由美
8月30日(日)静岡・WINDBLOW’15
小島麻由美 with Boom Pam
8月31日(月)大阪・梅田Shangri-La
9月1日(火)東京・下北沢Garden
Boom Pam ワンマン公演
9月3日(木)東京・青山 月見ル君想フ
詳細はTuff Beats、または小島麻由美official websiteをご確認ください。
Boom Pamを再び日本へ!!
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