「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

阪口 マサコ

1967年大阪府出身、兵庫県在住。
音楽プロデューサー故鈴木健士氏が設立したミュージックソムリエ協会の講座を経て、2014年にミュージックソムリエとなる。
音楽とともに美術、民藝、園芸、建築、阪神タイガースを愛する関西人。
ブログ「音楽は出会った時が“その時”です」/

阪口 マサコ が最近聴いてるアルバム

阪口 マサコ の記事一覧

ミュージックソムリエ

夭折の画家の自画像と共鳴するイースタンユースのアルバム『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』

イースタンユースの名作の一つと言われるアルバム『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』(1998年)は画家、佐伯祐三の作品がジャケットに使用されたことでも話題を呼んだ。 佐伯…

ミュージックソムリエ

青い衝動を封じ込めたザ・ブルーハーツのデビュー・アルバム『THE BLUE HEARTS』

1980年代の初め頃、ザ・コーツというモッズバンドで活動していた甲本ヒロト(以下、ヒロト)と、同じくモッズバンドのザ・ブレイカーズで活動していた真島昌利(以下、…

TAP the STORY

多忙とスランプと病の中で夢を叶えたフジファブリック志村正彦の27歳

2007年7月10日、27歳を迎えた志村正彦はこれまでにないスランプの中にいた。 2004年にメジャーデビューしたフジファブリックだが、新曲のリリースが全くなか…

ミュージックソムリエ

引用で表すロックへの敬意~リクオ『グラデーション・ワールド』

ラジオから流れてきたこのフレーズに、ギュっと心を掴まれた大人は少なくないだろう。 6月にリリースされたばかりのリクオのアルバム『グラデーション・ワールド』から、…

ミュージックソムリエ

今もなお世界的に広がり続ける細野晴臣の人気の秘密と『HOCHONO HOUSE』

2019年5月28日から6月3日までの日程でアメリカ公演を終えたばかりの細野晴臣。 各メディアがその盛況ぶりを伝えている。 5月29日のニューヨーク公演は即日完…

ミュージックソムリエ

キラキラしたあの時代がよみがえる~『Pacific Breeze : Japanese City Pop, AOR and Boogie 1976-1986』

音楽は時として時代を閉じ込めるタイムカプセルのようなものだ。 例えば、古いレコードに針を落とした瞬間、その時代の風景や空気感がぱぁっと目の前に広がり、さらには匂…

ミュージックソムリエ

英国からアメリカ西海岸ヨット・ロックの風~BLUEPRINT BLUE『TOURIST』

ここ最近、浸透しつつある“ヨット・ロック”というジャンル。 それは、2000年代にアメリカでインターネット配信されたコメディ・シリーズ「Yacht Rock」に…

ミュージックソムリエ

コーヒーの香りと音楽と(後編)~平成の“喫茶店的”な音楽を集めた『喫茶ロックNOW』

~前編はこちらから http://www.tapthepop.net/sommelier/92548 平成のカフェ・ブームの最中の、2001年~2002年にかけ…

ミュージックソムリエ

コーヒーの香りと音楽と(前編)~『喫茶ロック』シリーズが提示した昭和のレア・グルーヴの再評価

コーヒーの香りと音楽と。 昭和の時代の喫茶店といえば、こだわりのコーヒーを入れてくれるマスターがいて、歌声喫茶に始まり、ジャズ喫茶、ロック喫茶など、まだディスコ…

ミュージックソムリエ

ジャズ研で鍛えられたメロディ・センスが光る畳ロック~キイチビール&ザ・ホーリーティッツ

2016年より活動を始めたキイチビール&ザ・ホーリーティッツは、今とても注目を集めているバンドだ。 ヴォーカル&ギターのキイチビールを中心に、KD(ヴォーカル、…

ミュージックソムリエ

平成の時代に新しいフォークの風を吹かせたサニーデイ・サービスと『東京』

1990年代前半に渋谷を中心にして流行した日本のポップス、いわゆる渋谷系と呼ばれた音楽は、限りなく洋楽に近いテイストで洗練されていたことから、当時の流行に敏感な…

TAP the STORY

フィッシュマンズ佐藤伸治の27歳~心のガードを取り去って生まれた名曲「いかれたBaby」

1987年、大学のサークルで茂木欣一(ドラムス)、小嶋謙介(ギター)と、佐藤伸治(ヴォーカル、ベース)の3人で結成されたフィッシュマンズ。 88年にはベースの柏…

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