TAP the COLOR

英国モッズの音風景〜ザ・フー/ザ・ジャムほか

2015.08.26

Pocket
LINEで送る

★ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド
「TAP the COLOR」連載第96回

1973年、もしピート・タウンゼンドが真冬のコテージで64年に戻る記憶の旅へ出掛けなかったら、『四重人格』は生まれなかったし、70年代後半には『さらば青春の光』もザ・ジャムもいなかった。ブリット・ポップも歴史にはなかったかもしれない。モッズ魂は英国音楽の重要な物語の一つだ。

あなたの好きな色は?〜TAP the COLORのバックナンバーはこちらから


8e60a4b8 サウンドトラック『Quadrophenia』(1979)
パンクを機に音楽シーンが一気に若返った1970年代後半のイギリスでは、様々なムーヴメントが起こった。モッズ・リヴァイヴァルもその一つ。本作は73年のザ・フーによる『四重人格』の映画化サントラ盤。モッズ黄金期の64年が舞台で、ザ・フーのほか、ジェームス・ブラウンなどのR&Bやロネッツなどのポップソングが満載。
(こちらもお読みください)
さらば青春の光〜“完璧な10代のライフスタイル”を追求したモッズ族


img_0 ザ・ジャム『The Gift』(1982)
70年代後半のネオ・モッズたちに最も支持されたザ・ジャム。1977年に18歳でデビューした永遠のモッド、ポール・ウェラー(ジャケ写右)によるこのバンドは、たった6枚のアルバムを残して82年に解散。ラストとなった本作ではノーザン・ソウルへ傾倒したサウンドが聴こえる。まさにスタイル・カウンシル前夜だった。

Oasis Be Here Now オアシス『Be Here Now』(1997)
前作『モーニング・グローリー』の世界的成功でブリットポップのみならす、音楽シーンの頂点に立ったオアシス。そんな高まる期待の中でリリースされたサード作からは「Stand By Me」や「Don’t Go Away」といった名曲が生まれた。やはり兄ノエル・ギャラガーの才能が光った傑作だ。そしてバンドはゼロ年代も王者の風格で駆け抜けて行く。

VerveUrbanHymns600Gb230911 ザ・ヴァーヴ『Urban Hymns』(1997)
92年のデビュー以来、悲運が続いていたバンドは95年に一度は解散。しかし、リチャード・アシュクロフトはオアシスの活躍に刺激され、「Bitter Sweet Symphony」と「The Drugs Don’t Work」という90年代を代表する大名曲を収録した本作で復活。前者は99年の映画『クルーエル・インテンションズ』でも効果的に使われていたのが印象的。

Pocket
LINEで送る

スポンサーリンク

関連アーティスト

関連するコラム

[TAP the COLOR]の最新コラム

このコラムへの感想・コメントを書く

Pagetop ↑