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Keishi Tanaka──多彩なコラボを経て表現の幅を広げたシンガー・ソングライター、待望の新作

2017.01.30

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2011年にriddim saunter解散後、ソロ・アーティストとして活動するKeishi Tanaka(ケイシ・タナカ)。2015年までに『Fill』と『Alley』というフルアルバムを発表。バンド時代とは一線を画すように、自身の音楽観やこだわりを細部にまで行き渡らせたサウンド・プロダクツによる充実の作品を生み出してきた。その一方、詩と写真と音楽で構成されたソングブックや絵本も発表するなど多様なアプローチで表現をみせていく。また並行してバンド・スタイルや弾き語りでのライブ活動も絶え間なく展開。ライブハウスはもちろんカフェやショップまで、全国各地に歌を届けてきた。

そんな彼の2016年は〈NEW KICKS〉というテーマを掲げ、東京の音楽を刺激的に盛り上げている面々とコラボ・シングル3部作を次々に発表。宇多田ヒカルのアルバム『Fantôme』収録「ともだち」にボーカリストとしてフィーチャーされた小袋成彬(OBKR)率いるクリエイター集団=Tokyo Recordingsとの「Hello, New Kicks」。ロックやクラブ・ミュージックなど垣根を次々と飛び越えていくジャズロックバンド=fox capture planとの「透明色のクルージング」。松田”CHABE”岳二と紗羅マリーらによる話題沸騰中の現在進行形ロカビリー・バンド=LEARNERSとの「Just A Side Of Love」。サウンドもスタイルもまったく違う3組とのコラボでかつてない音楽表現の可能性に挑戦しながら、多彩なサウンドを纏うことで彼自身が本来持っているポップ・センスやソングライターとしての魅力をさらに際立たせた3部作となった。

前述のコラボ・シングルはもちろん、ツアーやフェスでの共演など個性あふれるミュージシャンやバンド・メンバーたちとの交流から、幅広いエッセンスを吸収し表現の幅を広げてきたKeishi Tanakaが完成させた待望のサード・アルバムが『What’s A Trunk?』だ。彼が以前やっていたバンド時代からも顕著に表れていた60〜70年代ソウルからの影響や、学生の頃に虜になったというロックステディやスカなど自身の幹(Trunk)として屹立する音楽を羅針盤にしながら、ソロ・アーティストとして旅をしてきた歳月の中でトランクに詰め込んだ色とりどりなエッセンスを散りばめ、自らが目指すポップ・ミュージックの完成型へと進もうとする力強い足取りを感じさせる、清々しい一枚に仕上がった。

Keishi Tanaka『What's A Trunk?』

Keishi Tanaka
『What’s A Trunk?』

(Niw! Records)


official website
http://keishitanaka.com/



Keishi Tanaka Release Tour
[What’s A Trunk?]

2017年2月04日(土)大阪・心斎橋 Music Club JANUS
(Afternoon Show:Strings Set/Night Show:Band Set)
2017年2月19日(日)東京・大手町 よみうり大手町ホール(Band Set)

詳細はKeishi Tanaka official websiteを参照ください。


*このコラムは2016年11月29日に初回公開したものを加筆修正しました。

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