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リン・アンダーソンの大ヒットソング「Rose Garden」が日本で発売された日

2025.07.29

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1971年(昭和46年)2月21日、当時23歳だったアメリカのカントリーシンガー、リン・アンダーソンの「Rose Garden」(CBS・ソニー)が日本で発売された。

同年の国内ヒットソングといえば…

1位「わたしの城下町」/小柳ルミ子
2位「知床旅情」/加藤登紀子
3位「また逢う日まで」/尾崎紀世彦

という記録が残っている。NHK総合テレビが全番組カラー化を実施し、『仮面ライダー』の放映がスタート、第48代横綱・大鵬が引退表明し、マクドナルド日本第1号店が銀座にオープン、そしてアポロ14号の月着陸に世界中が湧いた年でもある。

リン・アンダーソンといえば、日本において「Rose Garden」だけの一発屋と思われがちだが、本国アメリカではカントリーチャートの常連として数十曲のヒットを持つスターシンガーなのだ。

1966年に19歳でデビューし、デビューアルバム『Ride, Ride, Ride』が最初の大ヒットとなる。その後、カントリーチャートにおいて次々とヒット曲を放った後、1970年にコロンビアレコードと契約を結ぶ。


この「Rose Garden」は、60年代〜70年代、アメリカを中心にシンガーソングライター/ギタリスト、ジョー・サウスが1969年に発表した楽曲である。

1970年、コロンビアレコードに移籍したリン・アンダーソンの歌唱によるカヴァーバージョンが全米3位を記録、カントリーチャートでは4週に渡って第1位を記録する。さらには、日本を含む世界16カ国でも好セールスを記録。

その年のグラミー賞では、カントリーヴォーカル部門で最優秀賞を受賞し、作詞作曲したジョー・サウスも最優秀カントリーソング部門と最優秀歌曲賞部門でノミネートされるという輝かしい実績を残している。

カントリー・ミュージック・テレビジョン (CMT) は、「カントリー音楽の歴史における最も偉大な100曲 (100 Greatest Songs in Country Music History)」において、同曲を83位とした。

また、作者のジョー・サウスと言えば…ギタリストとしても素晴らしい仕事・作品を残している。例えば、1967年にアレサ・フランクリンが歌った名曲「Chain of Fools」のトレモロが効いた印象的なギタープレイはジョー・サウスによるもの。その他にも、1966年にボブ・ディランが発表した名盤『Blonde on Blonde』にも、ギタリスト/ベーシストとして参加している名プレイヤーなのだ。

「Rose Garden」についてもう一つ…

小柳ルミ子・天地真理と共に “新三人娘” といわれた当時のアイドル南沙織のデビュー曲「17才」(1971年6月1日発売/作曲:筒美京平)は、この「Rose Garden」をモチーフにして作られたという。

デビューへ向けたプロジェクトの中で、南と作曲者の筒美京平が初めて顔を合わせた際に、筒美から「何が歌えるの?」と聞かれた南が、リン・アンダーソンの「Rose Garden」だけ歌えると答え、これが元となって筒美は「17才」を書き上げることとなる。

同曲は、1971年暮れの第13回日本レコード大賞新人賞を受賞し、南はトップスターへの階段を駆け登っていいった。



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