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TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

TAP the ROOTS

バラード・グループへの変貌を余儀なくされたシカゴ。その時、ホーン・セクションは。。。

♪ もし君が今去っていくというのなら   それは僕の大部分を持ち去っていくに等しい   ノー、ベイビー   行かないでおくれ ♪ 1976年、シカゴのベーシスト…

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シカゴのロバート・ラムがアメリカ独立記念日にセントラル・パークで目撃したもの

♪ 土曜日の公園   あれは確か、7月4日   土曜日の公園   あれは確か、7月4日のこと ♪ その時、シカゴのメンバーは次回作『シカゴⅤ』の録音のため、ニュ…

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「25 or 6 to 4(長い夜)」-その時、ロバート・ラムがいた場所は?

♪ 夜明けを待ちながら   言うべき言葉を探す   閃光が空に反射するのを見て   俺は諦め、目を閉じる ♪ シカゴの初期の大ヒット曲であり、つねにコンサートの…

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ハッケンサックに住むことを夢見る移民

前回のコラムで紹介した「ウィーン」は、ビリー・ジョエルの代表作となったアルバム『ストレンジャー』のB面1曲目に収録された作品である。 ♪ スピードを落とすんだ …

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ビリー・ジョエルとウィーン、そして父の言葉

♪ スピードを落とすんだ   クレイジー・チャイルド   青春特有の野心がみえみえだ   それに、それほど利口だというのなら   何故に、それほど怯えてるんだい…

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「ピアノマン」の舞台となったとあるバーの物語

 1971年に発表したファースト・アルバム『コールド・スプリング・ハーバー』は失敗だった。ビリー・ジョエルは失意に沈み、鬱になり、マネージャーだったエリザベス・…

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イーグルスのソング・ライティング・チームが誕生した瞬間

「父親と祖父と、よく一緒にラジオに耳を傾けたものさ」 ドン・ヘンリーが幼い頃を振り返ったのは、2015年、ロサンジェルス・タイムスのインタビューでのことだった。…

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グレン・フライ追悼~別れの言葉は「テイク・イット・イージー」

♪ テイク・イット・イージー   気楽にいこう   自分の車輪の音で   いらつくもんじゃない   まだできると思っても   手加減するのさ   理解しようとな…

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デヴィッド・ボウイが歌った「チャイナガール」の正体とは?

♪ チャイナガールと一緒なら、この気分から抜け出せる   チャイナガールなしでは、抜け殻のような気分だ   彼女の鼓動が雷のように打つのが聞こえ   星々は音を…

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1973 ボウイ、シベリア鉄道の旅

スターマンは空で待っている 僕らに会いたがっている でも、僕らが正気のままでいられるかと 心配してるのさ 1973年。 ミュージック・ライフ誌は表紙に山本寛斎が…

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ディフィニットリー・メイビー~揺れ動く心のようなジェフ・ベックのギター

絶対!(definitely)という言葉と、たぶん(maybe)という言葉は、揺れ動く人の心のようだ。 絶対にイエスという気持ちと、もしかしたらノーだという感情…

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ハンク・ウィリアムズが最後にレコーディングした名曲

 2002年。  70歳になっていたジョニー・キャッシュは、人生の集大成とも呼べるアルバムをレコーディングしていた。タイトルは『ザ・マン・カムズ・アラウンド』。…

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