今年もやってくる、夏フェスの季節! 早くも気持ちは会場に飛んでしまっている人も多いのでは? そこで、TAP the POPが厳選するフェス必見・必聴の洋楽アーティストを、2回にわけてご紹介します。
今回は、7月24日より開幕する日本最大の野外フェス、『FUJI ROCK FETIVAL’15』出演陣の中から絶対にライブを見逃せない、選りすぐりの海外アーティストを独断と偏見で紹介します!
*ちなみにこれまでTAP the NEXTにて紹介してきた国内アーティストもフジロックには多数出演。本ページ後部に紹介記事のリンクを張っているので、ぜひチェックを!
特集「TAP the POP FESTIVAL」はコチラ。
ザ・ヴァクシーンズ
7月24日(金)GREEN STAGE
2010年に結成された、ロンドンを拠点にする4人組。ボーカル/ギターのジャスティン・ヤングは、マムフォード&サンズらと同じフォーク・シーンでソロ活動していたという人物。その後、ザ・ヴァクシーンズを結成し、web上にアップしたデモ音源が話題となり、瞬く間に人気と知名度を高めていった。最新アルバム『English Graffiti』は、これまでのガレージ・ロック、70年代パンクなどをベースにしたバンド・サウンドに、ニューウェイブのエッセンスを強めた、ポップな仕上がりに。フジロックには2011年に続き、2度目の出演となる。
ザ・ヴァクシーンズ「20/20」 MV
ルディメンタル
7月24日(金)WHITE STAGE
ピアース・アゲット、アミー・アモー、ケシー・ドライデン、DJレオン・ロールの4人からなる音楽集団。2010年より活動する彼らは、ドラムンベースやブレイクビーツを基調としながら、ソウルやダブ、ワールド・ミュージックなどさまざまなエッセンスを注入した生々しい肌触りのダンス・ミュージックを聴かせる。2013年4月にリリースされたアルバム『HOME』はUKにてプラチナ・ディスクを獲得。メンバー自身による楽器演奏もミックスしたステージングは見応えあり。
ルディメンタル「Never Let You Go」 MV
キティー・デイジー&ルイス
7月24日(金)FIELD OF HEAVEN 他
長女のデイジー、長男のルイス、次女のキティーによって、2008年に結成。ヴィンテージなサウンドと、ルーツ・ミュージックに根差した音楽性で多大な人気を集める。ギター、バンジョー、ピアノ、ウッドベース、ドラム、トロンボーンなどなど、3人で楽器を目まぐるしく持ち替えながら演奏していく、エンタテインメント性にあふれたステージに誰もが釘付けだ。
キティー・デイジー&ルイス「Say You Will Be Mine」 LIVE
フィリップ・セイス
7月25日(土)FIELD OF HEAVEN
トロント出身のブルース・ロック・ギタリスト、フィリップ・セイス。ミドルティーンの頃から地元のクラブで演奏し、そのパフォーマンスがジェフ・ヒーリーに見出され、ツアー・メンバーとして抜擢。その後、グラミー賞歌手メリッサ・エスリッジのバンド・メンバーとして活躍し、2009年にソロ・デビュー。スティーヴィー・レイ・ヴォーンを彷彿させる、激情型ギター・ソロは迫力満点だ。
フィリップ・セイス「You Can Run But You Can’t Hide」 LIVE
レーヴェン
7月25日(土)WHITE STAGE 他
スウェーデンを拠点に活動する、8人組のジプシー・パンク・バンド。2003年にヨーテボリの路上で結成。サックス、トロンボーン、アコーディオン、ヴァイオリン等さまざまな楽器を奏で、パブやクラブはもちろん、ありとあらゆる場所を狂乱の坩堝に変貌させる。フジロックには2009年に初出場。無名のバンドながら、神出鬼没のライブであっという間に観衆の心を掴み、その年のベストアクトとの声も多数聞かれた。6年ぶりのフジロックで、レーヴェンはさらなる伝説を作ることだろう。
レーヴェン「Fuji Rock Festival 2009」 LIVE
FKA ツイッグス
7月26日(日)WHITE STAGE
ジャマイカとスペインの血を弾く、注目のシンガー・ソングライター。イギリス南西部グロスタシャー州出身で、現在はロンドンを拠点に置く彼女。2013年ビョークのプロデュースも手がけるArcaとの共同プロデュース作品『EP2』を、2014年にはデビュー・アルバム『LP1』を発表。R&B、エレクトロニカ、アブストラクトなど様々な要素を孕んだサウンドが、衝撃を呼んだ。今年1月の初来日コンサートはソールドアウトに。以前はダンサーとしても活動した経歴を持ち、コンテンポラリー・ダンスを取り入れたステージ・パフォーマンスも圧巻だ。
FKA ツイッグス「Two Weeks」 MV
チャランゴ
7月26日(日)WHITE STAGE 他
スペインで最も多くの人種が混在するというラバール出身のミクスチャー・バンド。スペイン語・カタルニア語・フランス語を自在に歌い分け、レゲエやラテン、クンビアなどをごった煮にしたサウンドがヨーロッパで人気を博している。世界各地のフェスを沸かせてきた彼らが、今回フジロックで日本初上陸を果たす。
チャランゴ「BARCELONA LIVE 2014」
ブラッデスト・サキソフォン feat. ジュウェル・ブラウン
7月26日(日)FIELD OF HEAVEN 他
1998年テナーサックスの甲田伸太郎を中心に結成された、ジャズ~ジャンプ・ブルース・バンド=ブラッデスト・サキソフォンが、ルイ・アームストロング楽団の専属シンガーとしてのキャリアを持つ実力派シンガー、ジュウェル・ブラウンを迎えてコラボを展開。ジャンプ・ブルースやスウィングの名曲群をカバー。なんと日本語で歌う、笠置シヅ子「買物ブギ」は必見だ。
ブラッデスト・サキソフォン feat. ジュウェル・ブラウン「買物ブギ」 MV