「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

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「タイニー・ダンサー」に重なる2つのイメージ~エルトン・ジョンとバーニー・トウピン

きつく抱きしめておくれ タイニーダンサー ハイウェイのヘッドライトを 数えよう  エルトン・ジョンの映画『ロケットマン』が公開されてから、再び火がついたのは「ユ…

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ドラッグ・ソングとされた「雨の日の女」に隠された時代の伝道者の叫び声

♪ みんな、ゲット・ストーンドすりゃいいのさ ♪ マリファナでハイになった状態のことを、ストーンドといいます。 実際、スタジオではミュージシャンたちがマリファナ…

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ストレンジャー~若き日のビリーの苦悩

誰もが皆 永遠に隠し通す顔を持っている そんな歌詞で始まる「The Stranger」はビリー・ジョエルの代表曲のひとつだが、“人は永遠に他人をわかりえないので…

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「スカボロー・フェア」と愛の四草

♪ スカボローの市に行くのなら   パセリ、セージ。ローズマリーにタイム   その地にいる人に宜しく伝えてほしい   彼女はかつて、私の真の恋人でした  ♪ サ…

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個人の意思から神の意思へと昇華した「ウィー・シャル・オーヴァーカム」

2006年4月25日、ブルース・スプリングスティーンは『ウィー・シャル・オーヴァーカム:ザ・シーガー・セッション』をリリースした。フォーク界の伝説、ピート・シー…

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レイ・チャールズ最期の熱唱はエルトン・ジョンが書いた別れの名曲だった

「ある愛の詩」(ラブ・ストーリー)は、1970年にエリック・シーガルが発表した小説であり、その物語は小説の発表直後に映画化された。 主人公オリバーと、白血病でこ…

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泣かずには歌えないバラード「幼き恋の日々」

「この曲を歌う時、僕は泣いてしまうんだ」  エルトン・ジョンは、1975年に発表されたアルバム『キャプテン・ファンタスティック(&ザ・ブラウン・ダート・カウボー…

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ボノの心を動かしたキング牧師の誇り

♪ 早朝 4月4日 銃声がメンフィスの空に響き渡り 「フリー・アット・ラスト」 あなたの命を奪い去った だが、あなたの誇り(プライド)を 奪い去ることはできなか…

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浮気現場から生まれた大ヒット曲「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」

♪ 止めて 愛の名において ♪ 「お願いだから、やめて」というような意味の言葉を仰々しく表現したシュープリームスの「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」は、…

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エルトン・ジョンの「人生の壁」で使われているリムーブという言葉がさすもの

聖なるモーゼよ…  そう歌い出される「人生の壁」は、エルトン・ジョンが日本で最初に発表したシングルだ。「ボーダーソング」という原題のこの歌はその後、アレサ・フラ…

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屋根に上ったことはあるかい?

 今のように高層マンションが立ち並ぶことのなかった1970年代。屋根に上る、ということはそれほど珍しい行為ではなかった。二階建ての家なら、二階の部屋の窓から、屋…

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タイタニックのヒロイン、ローズのモデルになった女性

1997年の暮れに公開された映画「タイタニック」は大ヒットを記録し、その主題歌としてシングルカットされたセリーヌ・ディオンの歌う「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オ…

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