TAP the COLOR

ロックの殿堂入り1998〜フリートウッド・マック/イーグルスほか

2016.10.05

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「TAP the COLOR」連載第154回

1986年から始まった「ロックの殿堂」(Rock and Roll Hall of Fame) は、デビュー25年以上のミュージシャンやバンドを対象としているが、1998年のセレモニーではジーン・ヴィンセント、ロイド・プライス、フリートウッド・マック、ママス&パパス、サンタナ、イーグルスらが殿堂入りした。

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fleetwood_mac_first-lp フリートウッド・マック『Fleetwood Mac』(1968)
マックと言えば、リンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスが加入後の、完成度の高いポップ・ロックを聴かせるバンドのイメージが強いが、実はデビューから数年間は生粋のブリティッシュ・ブルース・バンドだった。ジャケットの下にもあるように、ピーター・グリーンと言う驚異のギタリストを中心としたBLUES魂こそ、彼らのすべてのスタートである。ロバート・ジョンソン、エルモア・ジェイムス、ハウリン・ウルフらのナンバーをカバー。この頃のマックが好きだというファンも多い。


col_00005_00023 ママス&パパス『Farewell to the First Golden Era』(1967)
ニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジのフォークシーンで活動していたジョン・フィリップスやキャス・エリオットらによる男女4人組の最初のベスト盤。ジャケットが秀逸だ。同時代のヒッピー/フラワーチルドレンに支持されたフォーク・ロック・サウンドで、名曲「California Dreamin’」「Monday, Monday」などを収録。ダンヒルのルー・アドラーのプロデュース。この後、激動の時代の流れと消えゆくカリフォルニア幻想に合わせるかのように4人は訣別。ミッシェル以外は亡くなってしまった。

20090107212529 サンタナ『The Best of Santana』(1998)
99年の『Supernatural』でまさかの大復活を遂げることになるサンタナ。本作はそれまでの足跡を振り返ったアンソロジーで、代表曲が網羅されている。1969年、ウッドストックの熱演で一躍注目を浴びたラテンロック・グループとしての姿。のちにジャーニーで一世を風靡することになる天才ギタリスト少年ニール・ショーンの加入。そしてギタリストなら一度は人知れず弾くに違いない「哀愁のヨーロッパ」ももちろん収録。ヴィジュアル&ポップが絶対的になりつつあった時代に対応するかのように、MTV的な世界へシフトチェンジした「ホールド・オン」はもっと再評価されるべき名曲だ。

160119_344020_eagles_live_1980 イーグルス『Eagles Live』(1980)
今年1月、グレン・フライの死去で恐らく永遠に再結成はなくなったであろうイーグルス。アメリカで最も有名なバンドが残した功績はあまりにも大きい。本作は76年と80年の模様を編集した初のライヴ盤で、やるべきことはやり遂げた感もあったのだろうか、彼らは82年に正式に解散する。代表曲が詰まった構成を耳にしていると、カリフォルニアの夢と幻滅の間で苦悩するストーリーに思わず胸が熱くなる。いずれ映画化されるであろう「ホテル・カリフォルニア」を想って。

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