TAP the COLOR

愛と哀しみの果てに〜グリーン・デイほか

2013.12.04

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「TAP the COLOR」連載第6回

今回ご紹介する4枚の共通項はタイトル文字が赤く染まっていること。アートワークの出来以上に、収められた音楽どれもが素晴らしいこと。失われた愛、再起の誓い、体制との闘い、人生の葛藤が奏でられ、静と動の世界を行き交う。その果てに僕たちは一体何を感じるのか? 映像的なインスピレーションも豊富な名作たち。

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ryan-adams-heartbreaker
ライアン・アダムス『Heartbreaker』(2000)
1990年代半ば、ウィスキータウンというオルタナ・カントリーのバンドでデビューするもあえなく解散。初ソロ作では秀逸なジャケットワークが象徴するように、想う人が去って愛を失うことが全編に漂う。左胸に突き刺さる静かな歌たち。エミルー・ハリス、デイヴィッド・ロウリングス、ギリアン・ウェルチも参加した。

John-Frusciante-Shadows-Collide-With-People-Cover
ジョン・フルシアンテ『Shadows Collide with People』(2004)
地獄を彷徨った男の、引き裂かれた魂とそこからの新生が刻まれた心打たれる作品。レッチリ加入後の成功〜薬物中毒と鬱病〜克服と復活。死んで伝説となるか、生きて音楽と向き合うのか。男は後者を選択して蘇った。この年、本作を含み6作のソロを発表。いわゆる“枯れたギター”の音色が聴ける。

U2-War_original
U2『WAR』(1983)
アイルランドのバンドが世界に放った熱き1枚。ボノが歌う政治的なメッセージは、ポップすぎたMTV音楽とは一線を画すロックの在り方への感動的な回帰。ロックは世界を変えられる、救えるんだという信念を当時の若い世代に掲げた。ジャケットの少年の眼差しが忘れられない。ジ・エッジのギターも凄い。

American-Idiot
グリーン・デイ『American Idiot』(2004)
1曲目から「メディアに情報をコントロールされる国」「俺はアメリカのアホにはなりたくない」なんて歌われ、イラク戦争で暴走していたブッシュ政権に対する確固たる姿勢が貫かれる。ポップ・パンクからの脱却と新たなる音楽的挑戦。全曲に聴かれる怒りと哀しみの鼓動が余韻を残す。今の日本にもリンクする。

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