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これが本当の80年代サウンド①〜忘れられた洋楽ヒットにもう一度スポットライトを

2023.01.21

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これが本当の80年代洋楽ヒット・第1回


80年代の洋楽をまとめたネットコンテンツやラジオ番組や雑誌には、いつもお決まりのアーティストやヒット曲だけがラインナップされている。それは(大人の事情もあってか)同時代のコンピレーションがリリースされても同じこと。今回の企画はそんなありきたりの選曲ではなく、聴くだけで(観るだけで)「ああ! いた!! あった!!」と歓喜するようなアーティストやヒット曲を思いつくままに集めてみた。題して「これが本当の80年代サウンド」。そろそろマドンナやマイケル・ジャクソンの呪縛から解放されよう。ドライブや通勤タイム、懐かしの音源探しに活躍すること間違いなし。まずはパート1。ちなみにパート10くらい続く予定。(選曲/中野充浩)

ロマンティックス「Talking in Your Sleep」(1983年・全米3位)
デトロイト出身のロックンロールバンド。これぞアメリカン・パワーポップ。4作目『In Heat』がヒット。

ミスター・ミスター「Broken Wings」(1985年・全米1位)
LAのスタジオミュージシャン出身のメンバーを中心に結成。セカンド『Welcome to the Real World』が全米ナンバーワンとなり、シングル「Broken Wings」「Kyrie」もチャートのトップに立った。

カッティング・クルー「I’ve Been in Love Before」(1986年・全米9位)
イギリス出身のロックバンド。デビュー曲「(I Just) Died in Your Arms」がいきなり全米ナンバーワン・ヒットに。

スキャンダル「The Warrior」(1984年・全米7位)
パティ・スマイスを看板とするNY出身のロックバンド。1982年にEP『Scandal』でデビュー。1984年にフルアルバム『The Warrior』をリリース。タイトル曲がヒットした。

ティル・チューズデイ「Voices Carry」(1985年・全米8位)
ボストン出身。1985年にアルバム『Voices Carry』でデビューしてタイトル曲がヒット。女性ヴォーカルのエイミー・マンはソロ活動へ転身した。

ローン・ジャスティス「Ways to Be Wicked」(1985年・全米71位)
女性ヴォーカリストのマリア・マッキーを中心としたLA出身のカントリーロックバンド。1985年にアルバム『Lone Justice』でデビュー。ボブ・ディランやイーグルスのドン・ヘンリーらから高い評価を受けた。

コリー・ハート「I Am By Your Side」(1986年・18位)
カナダ出身のロックシンガー。同国出身のブライアン・アダムスに続いてブレイクを果たす。1984年「Sunglasses at Night」がヒット。1986年のサード作『Fields of Fire』あたりが人気の頂点。

ジャック・ワグナー「All I Need」(1984年・全米2位)
1984年に出演した昼メロドラマ『ジェネラル・ホスピタル』で人気を得たTV俳優。そんな勢いの中、シンガーとしてリリースした「「All I Need」が大ヒット。

ジョン・キャファティ&ザ・ビーバー・ブラウン・バンド「Tender Years」(1984年・全米31位)
マイケル・パレ主演映画『エディ&ザ・クルーザーズ』のサントラを担当したのが彼ら。当時、人気絶頂だったブルース・スプリングスティーン&ザ・E・ストリート・バンドそっくりのサウンドを聴かせて話題になったが、楽曲のクオリティは高い。

ハニードリッパーズ「Sea of Love」(1985年・全米3位)
ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、ナイル・ロジャースらによるプロジェクト。当時MTVでも頻繁にビデオクリップが流れていた。1984年にリリースしたEP『Volume One』がヒット。続編は一体いつ出るのか。







パート1はこちらから。
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【執筆者の紹介】
■中野充浩のプロフィール
https://www.wildflowers.jp/profile/
http://www.tapthepop.net/author/nakano
■仕事の依頼・相談、取材・出演に関するお問い合わせ
https://www.wildflowers.jp/contact/

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