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OLEDICKFOGGY──ツアーに明け暮れる日々に密着した映画も制作されたラスティック・ストンプ・バンド

2016.08.20

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町並に溶け出した 諦めの気配は
週末の煌めきが 全部飲み込んじまった

確かめあったいつかの夜も こんな風にシラケていたね
箍が外れたネオンの街が 空のグラスに映る
(「シラフのうちに」より)


ボーカル/マンドリンの伊藤雄和を中心に、バンジョー、アコーディオンなどを擁する6人編成のロックバンド、OLEDICKFOGGY(オールディックフォギー)。前身バンドを経て2003年に結成した彼らは、年間約100本のライブをこなし全国を駆け回っている。現在も、今年3月にリリースされた5作目となるニュー・アルバム『グッド・バイ』を携えた全国縦断61会場ツアーの真っ最中だ。

カントリーやブルーグラス、アイリッシュ音楽やデキシー・ジャズ、ジャグバンドなどをミクスチャーした〈ラスティック・ストンプ〉がバンドの基軸となっているが、そこに60〜70年代の和製フォークや、80年代のジャパニーズ・ロックの息吹が表出しているのが彼らの音楽の魅力だ。そんなバンド・サウンドにのせて、人生の悲哀や、世の不条理にもがき苦しみつつも強く進む生き様を、ボーカルの伊藤がエモーショナルに歌い上げる。

最新作『グッド・バイ』は迫力あるハードなサウンドを主体としながらも、バイキング小峠や怒髪天の増子直純、アナーキーの仲野茂らが出演したMVも話題となっているリード曲「シラフのうちに」や、シーナ&ロケッツ「YOU MAY DREAM」を彷彿させるバンドの紅一点yossuxi(ヨッシー/アコーディオン)によるボーカル曲「暁のメナム」など、カラフルなポップ・センスを感じさせる楽曲も出色。うらぶれた路地裏にひっそりと咲く名もなき花のようなリリカルな世界感がやみつきになる、聴きごたえあふれるアルバムに仕上がった。

また、結成12年目を迎えた今年、『77BOADRUM』、『kocorono』、『山口冨士夫/皆殺しのバラード』など数々の音楽映像作品を発表してきた映像作家・川口潤が彼らのバンドワゴンに同乗し、ツアーに明け暮れる日々をカメラに収めたドキュメンタリー映画『オールディックフォギー 歯車にまどわされて』が公開。総移動距離10000kmを超えるたびに密着し、日本各地で熱狂を巻き起こすライブ・パフォーマンスや、酒とタバコと会話にまみれた日常を切り取りながら、OLEDICKFOGGYが生み出すロックの姿をあぶり出していく映像作品となっている。

OLEDICKFOGGY『グッド・バイ』

OLEDICKFOGGY
『グッド・バイ』

(DIWPHALANX)


official website
http://www.oledickfoggy.com/


OLEDICKFOGGY 「シラフのうちに」 MV
OLEDICKFOGGY 「いなくなったのは俺の方だったんだ」 MV (前作アルバム『新世界』収録)


映画『オールディックフォギー 歯車にまどわされて』
東京・シネマート新宿にて、8月26日(金)まで公開中。9月3日(土)〜9日(金)上映決定。
8月27日〜 大阪・第七藝術劇場、愛知・名古屋シネマテーク
以降、全国順次公開
http://www.oledickfoggy-movie.com/

映画『オールディックフォギー 歯車にまどわされて』 予告編

OLEDICKFOGGY「グッド・バイ TOUR 2016」
8月20日(土)岩手 宮古KLUB COUNTER ACTION
8月21日(日)宮城 石巻BLUE RESISTANCE
8月27日(土)大阪 心斎橋SUNHALL (ワンマン)
9月02日(金)宮崎 SR BOX
9月03日(土)鹿児島 SR HALL
9月04日(日)佐賀 GEILS
9月09日(金)愛媛 松山DOUBLE-U STUDIO
9月10日(土)岡山 PEPPERLAND
9月16日(金)鳥取 米子 場所未定
9月17日(土)福井 高浜町和田FAMILIAR
9月18日(日)新潟 小千谷市山本山高原山頂広場
9月23日(金)東京 新宿LOFT/PLUS ONE(トークショー)
*終了分は割愛しました。

TOUR FINAL
10月01日(土)東京 渋谷TSUTAYA O-EAST(ワンマン)

詳細はofficial websiteを参照ください。



*本コラムは2016年4月18日に初回投稿された記事に加筆修正したものです。

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