「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

佐藤 剛

1952年岩手県盛岡市生まれ、仙台市育ち。音楽プロデューサー/作家。
音楽業界誌『ミュージック・ラボ』を経て、1977年から86年の解散まで甲斐バンドのマネージメントを行う。その後にTHE BOOM、プライベーツ、宮沢和史、喜納昌吉とチャンプルーズ、ヒートウェイヴ、中村一義、有里知花、スーパーバタードッグ、ハナレグミ、小野リサ、由紀さおり、マルシアなどをプロデュース。
舞台「久世光彦 マイ・ラスト・ソング~あなたは最後に何を聞きたいか~」、「Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち」、美空ひばり二十三回忌イベント「HIBARI 7 DAYS」などのプロデュースと演出を手がける。
著書はノンフィクション『上を向いて歩こう』(岩波書店/小学館文庫)『黄昏のビギンの物語』(小学館新書)、『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」 天才たちはいかにして出会ったのか』(文藝春秋)、最新作は『ウェルカム!ビートルズ』(リットーミュージック)。
現在はRomancer Cafe にて『阿久悠と歌謡曲の時代』を連載中。 https://romancer.voyager.co.jp/cafe

佐藤 剛 が最近聴いてるアルバム

佐藤 剛 の記事一覧

TAP the SONG

1980年1月27日にシェフィールドで行われたクラッシュのライブで起きた「白い暴動」をめぐる事件

1980年1月に行われたクラッシュの「16トンズ・ツアー」は、彼らの名前を音楽史に刻むことになったアナログ盤2枚組のアルバム『ロンドンコーリング』の発売した直後…

Extra便

『浜田真理子 in 三江線』~廃線になる列車で行われた歌声イベントと「あなたへ」

中国山地を貫く江の川に沿って、島根県江津市の江津駅と広島県三次市の三次駅を結ぶJR三江線は、全長108キロの鉄道路線で全部で35の駅がある。 40年余りに渡って…

TAP the SONG

亡くなった恋女房のための鎮魂歌だった「王将」〜すぐれた歌詞の背後には必ず物語が潜んでいる~

1961年の夏は近代生活の必需品という触れ込みで、旭化成から「サランラップ」という新商品が売り出された。 厚さ10ミクロンのラップは空気や水をほとんど通さないた…

Extra便

小学生の頃から憧れていた小林旭のために、大瀧詠一が渾身の力を振り絞って作曲した「熱き心に」

大瀧詠一は長い間、自分がミュージシャンになったのはエルヴィス・プレスリーに憧れて、ロック・ミュージックに興味を持ったことだと思い込んでいたという。 だが実際には…

TAP the STORY

竹原ピストルの27歳~野狐禅としてメジャー・デビューした先に待ち受けていた茨の道

竹原ピストルが北海道の大学に在学中に知り合った濱埜宏哉(はまのひろちか)と「野狐禅」を結成したのは1999年のことだった。 大学卒業後、人生に目標を見出すことが…

TAP the DAY

1985年を過ぎたら演奏しないつもりだったブルーハーツ初の自主制作盤「1985」

(写真・井出情児) 1985年に甲本ヒロトと真島昌利 の二人を中心に結成されたザ・ブルーハーツは12月25日、年の瀬も押し迫ったクリスマスの日にライブを行った。…

TAP the SONG

原田知世によって時を越えて生きていく歌になった「時をかける少女」

作家の筒井康隆が書いた小説「時をかける少女」は、最初に単行本が発行されてから2017年で50周年を迎えた。 その間、1972年に『タイムトラベラー』というタイト…

TAP the BOOK

待ち望んでいた宝物のようなデータブック「作詞家・阿久悠の軌跡 没後10年・生誕80年完全保存版」

「作詞家・阿久悠の軌跡 没後10年、生誕80年 完全保存版」というデータブックには、ヒットしたシングル曲のみならず、まったく売れなかったシングル曲のジャケットま…

TAP the SONG

サム・クックが残したメッセージ・ソング「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」

ゴスペル・クァルテットの最上級と目されていた名門グループ、「ソウル・スターラーズ」のリード・シンガーだったサム・クックは、1957年にR&Bのソロ歌手…

TAP the SONG

佐藤正午の直木賞作品「月の満ち欠け」に通奏低音のように流れている黛ジュンの「夕月」

小説の上手さでは当代一という声も多かったベテラン作家、佐藤正午が2017年度上期の直木賞に選ばれた時、果たして東京で行われる授賞式に出席するかどうかが話題になっ…

TAP the SONG

レコードを聴いて学ぶことができたロックンロールの魂が受け継がれている「ハングリー・ハート」

ブルース・スプリングスティーンの「ハングリー・ハート」は1980年10月21日、2枚組の大作となったアルバム『The River(リバー)』からシングル・カット…

TAP the SONG

ペンタトニックだったことで時代や言葉を超えて日本にも歌い継がれた「ジュピター」

イギリスが生んだ作曲家のグスターヴ・ホルストが20世紀になって発表した『惑星』作品32は管弦楽の組曲だが、とくに有名なのが第4曲「木星(ジュピター)」である。 …

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