★ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド
「TAP the COLOR」連載第227回
(12月に亡くなった主なミュージシャン)
ロック/ポップ:ジョン・レノン、ロイ・オービソン、リッキー・ネルソン、ジョー・ストラマー、ジョージ・マイケル、フランク・ザッパ、キャプテン・ビーフハート、デニス・ウィルソン、ジョー・コッカー、カースティ・マッコール、ダン・フォーゲルバーグ、イアン・マクレガン、ニコレット・ラーソン
ブルーズ/R&B/ソウル:サム・クック、オーティス・レディング、ジェームス・ブラウン、ダイナ・ワシントン、マジック・サム、フレディ・キング、アルバート・キング、ルーファス・トーマス、アイク・ターナー、カーティス・メイフィールド、ナタリー・コール
ジャズ:グレン・ミラー、ケニー・ドーハム、マル・ウォルドン、フレディ・ハバード、デイヴ・ブルーベック、オスカー・ピーターソン
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オーティス・レディング『Otis Blue/Otis Redding Sings Soul』(1965)
サザン・ソウル不朽の名盤。オーティスの最高傑作として評価が高い3作目。南部の匂いが漂うディープな世界。ストーンズもカバーした「I’ve Been Loving You Too Long」や、逆にストーンズをカバーした「(I Can’t Get No) Satisfaction」などを収録。オーティスは1967年12月10日に死去。享年26。
ケニー・ドーハム『Quiet Kenny』(1960)
モダンジャズ界からも一人。ケニー・ドーハムはチャーリー・パーカーやジャズ・メッセンジャーズらと仕事をして腕を磨いたトランペッター。本作は彼の最高傑作として知られ、邦題は『静かなるケニー』として有名。ワン・ホーン・カルテットの名盤だ。どの演奏もうっとりするほど美しい。ケニーは1972年12月5日に死去。享年48。
デニス・ウィルソン『Pacific Ocean Blue』(1977)
ビーチ・ボーイズのウィルソン三兄弟の次男坊であり、メンバーの中で唯一サーファーだったデニスの最初で最後のソロアルバム。海を愛した男のロマンティシズムが全編に漂う。晴れた日よりも曇空で今にも雨が降り出しそうな、海辺の風景の中で聴きたい作品。デニスは1983年12月28日に死去。享年39。
ザ・クラッシュ『From Here to Eternity:Live』(1999)
リリースこそ1999年だが録音は1978〜82年。クラッシュ初の公式ライヴ盤が本作。4人のメンバーによるひたすら熱く荒々しい演奏。そしてジョー・ストラマーの魂からの歌声。全19曲。これは時代を一気に駆け抜けた男たちのドキュメントでもある。ジョーは2002年12月22日に死去。享年50。
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