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脇田もなり──この1年の進化を如実に窺える、カラフルでグルーヴィなセカンド・アルバム

2018.07.24

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2016年11月にシングル「IN THE CITY」でソロ・デビューを果たした、注目のフィメール・シンガー脇田もなり。

全国各地でライブ活動を行い、着実に人気を高めてきた彼女。2017年7月に発表したファースト・アルバム『I am ONLY』は、幅広いリスナー層から高い評価を集めた。アルバムのリリースと前後して、ラブアンリミテッドしまだん(Healthy Dynamite Club)、KAYO-CHAAAN (Healthy Dynamite Club)、越智俊介、山下賢(Mop of Head/Alaska Jam)といった気鋭の若手プレイヤーたちからなる〈Up and Coming〉を従えた、バンド・セットでのライブも展開。ステージを重ねるたびに、ボーカリストとしての実力とパフォーマーとして表現力をグイグイと上げている。

今まさに昇り調子といえる脇田もなりが、待望のセカンド・アルバム『AHEAD!』を完成させた。先行してリリースされた「WINGSCAPE」「TAKE IT LUCKY!!!!」を筆頭に、今回もダンス・ミュージックを基軸にした爽快感あふれるポップスを展開する本作。冗談伯爵の新井俊也と前園直樹を筆頭に、マイクロスター、Illicit Tsuboi、YUI(バクバクドキン)、Shunské G & The Peasといった個性あふれる制作陣が集結。前作からの流れを引き継ぎつつ、スタイリスティックスを彷彿させるメロウなソウルから、もろニュー・ジャック・スウィングな意匠にニヤリとさせられたりと、サウンドはさらにカラフルになった印象だ。また、MISIA「陽のあたる場所」、「BELIEVE」などの大ヒット曲のプロデュースで知られる佐々木潤がミッド・バラード「CUTi-BiL」(ひふみかおり作詞)と、ファンキーな「Gozigen Lover-Joi」(鈴木桃子作詞)の2曲を手がけたりと、トピックにも事欠かない。中でも注目は、やはり脇田もなりのライブを支えるUp and Comingのメンバーがレコーディングに参加した「Dear」。卓越した演奏力から生まれるグルーヴィなサウンドと、それを見事に乗りこなす彼女の歌が素晴らしい。この1年の進化を如実に窺えるアルバムに仕上がっている。


脇田もなり『AHEAD!』

脇田もなり
『AHEAD!』

(VIVID SOUND/HIGH CONTRAST)




2ndアルバム『AHEAD!」リリース・ツアー』リリースツアー
8月24日(金) 大阪・阿倍野 ROCK TOWN
8月25日(土) 京都・京都 BLUE EYES
8月26日(日) 愛知・名古屋 HOLIDAY NEXT NAGOYA
9月09日(日) 福岡・天神 KIRTH FLACK

Up and Coming ~2ndアルバム『AHEAD!』リリース・ツアー・ファイナル & 脇田もなりソロ2周年~
9月14日(金) 東京・渋谷・WWWX

official website
http://www.monariwakita.com/

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