TAP the POPではすでにお馴染みとなっているロックンロール・バンド、LEARNERS(ラーナーズ)。DJ/プロデューサーとしても活躍するマルチ・ミュージシャンの松田“CHABE”岳二と、モデルと人気を誇るシンガーの紗羅マリーを中心に結成。現在は自身のバンド=CHIE & THE WOLF BAITSも好評なギタリストのCHIE、ドラムの古川太一(KONCOS)、ベースの浜田将充(QUATTRO/Circle Darko/bandit)を擁する5人組で活動中だ。
ロックンロール、ロカビリー、ドゥー・ワップ、スウィング、スカ、パンクなど、それぞれの時代の若者たちを熱く踊らせてきたダンスナンバーの数々を今の時代に蘇らせる音楽性と、華やかでエネルギッシュなステージが噂となり、たちまち大人気のライブバンドとなった。
2017年1月にリリースされた2ndアルバム『More Learners』から、約1年半ぶりに届けられた新作は、『LEARNERS HIGH』と名付けられた。「CASSIS OOLONG」「TAKE A TRIP」という2曲の軽快で痛快なオリジナル曲2曲はもちろんのこと、今回もカバー曲が秀逸。ジャングル・ビートでより妖しさを増した「Walk Like An Egyptian」(バングルス)に、1964年にブリジット・バルドーが発表したイエイエのヒット曲「Moi Je Joue」はカリプソ調にアレンジ。さらにはギター・ポップの名曲、ルッキング・グラスの「Mirror Man」はカジヒデキをゲスト・ボーカルに迎えて日本語詞でカバー。そしてフェアグラウンド・アトラクションの「Allelujah」もLEARNERSならではのバンド・サウンドでアレンジ……と、6曲ながらぎゅっと濃密な作品集に仕上がった。初回限定盤は収録曲のインスト集もついた2枚組に。また10月末には10インチのアナログ盤でも発売予定だという。
また『LEARNERS HIGH』のリリースに合わせて、面白い試みも派生している。世界各地の現在進行形スカ/レゲエを日本国内でリリースしているPARKING LOT SOUNDSが、「『日本から海外へ』、そして『海外から日本へ』グッドミュージックを世界中へ発信する」というコンセプトのもと企画したアナログスプリット盤「PARKING LOT RENDEzVOUS」に、日本からの代表としてLEARNERSが参加。カップリングには2トーン・スカのスピリットを現代にアップデートしていくUKのミクスチャー・バンド〈スキンツ〉と、スカ/レゲエを基軸にルーツ・ミュージックをヒップに解釈していくガールズ・ボーカル・グループ〈ドープト・アップ・ドーリーズ〉。いずれもTAP the POPで以前に紹介したバンドだが、この2組の音源と『LEANERS HIGH』からの楽曲が、7インチのスピリット盤に収録されて世界に向けて発信される。ルーツ・ミュージックへの愛情とリスペクト、自由なミクスチャー・センス、そして花のある女性ヴォーカル……と、共通点が数多くあるバンドが同時代に異なる地域で発生している面白さを、このスプリット盤から感じ取れることだろう。
LEARNERS/THE DOPED UP DOLLIES
『PARKING LOT RENDEzVOUS Vol.1』
(PARKING LOT SOUNDS)
9PARTY -NINE IS A MAGIC NUMBER-
2018年10月9日(火)東京・代官山 UNIT/SALOON/UNICE(同時開催)
LIVE:
PIZZICATO ONE/オーサカ=モノレール/Reggaelation independence/LEARNERS/RANKIN TAXI/エマーソン北村/SEVENTEEN AGAiN/ニーハオ!!!!/GORO GOLO/CAFROM/A PAGE OF PUNK/The Plashments/しいねはるか
DJ:
ピーター・バラカン/DJ HOLIDAY/Lark Chillout/Vienda!sextet!/ぽえむ (2MUCH CREW)/オークダーキ/四畳半/しょ☆/
FOOD:
スタンドかげん
詳細は代官山 UNIT
~Oi-SKALL MATES presents~
「PUNKY NUTTY PARTY Vol.8」
2018年12月8日(土)東京・新代田FEVER
【Show】
Oi-SKALL MATES/LEARNERS/SKITKLASS
【DJ】
BOBO (CLUB SKA/UP&UP)/CRUNCH
official website
https://learnersband.tumblr.com