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TAP the SONG

ロック時代の幕を開けた曲、ロック・アラウンド・ザ・クロック

2014.02.21

必ずしもこれが世界で最初のロックンロール・ナンバーだったというわけではない。

だが、ロック時代の幕を開けた曲として後世に語り継がれているのは、ビルボードで1位になって全世界にロックンロールを広めたからである。

ジェイムズ・E・マイヤーズとマックス・C・フリードマンという2人の作曲家が白人シンガー、ビル・ヘイリーのために書いたこの曲は、1954年4月12日に発売されるも、大してヒットしなかった。
というのはレコード会社がヒットしないと判断し、シングルのB面に回したからである。

レコード会社の対応に失望した作曲者の1人であるマイヤーズは自らラジオ局を回って宣伝したり、ハリウッドの著名人にレコードを送ったりと奔走した。
その結果、映画『暴力教室』(原題『Blackboard Jungle』)の主題歌に使用されることが決まり、翌年5月に公開されると様相がガラリと変わった。

真面目な教師と不良学生たちが対立するという、後の学園ドラマの原点のような映画は大ヒット、反抗する若者たちが暴動を起こすなど、社会的センセーションを巻き起こした。

それを象徴したのが、ロックンロール・ナンバーの「Rock Around The Clock」だった。
単純でわかりやすい歌詞がビートに乗ると、世界が一瞬にして変わって見える。

One, two, three o’clock, four o’clock, rock
1、2、3時、4時、ロックだ

Five, six, seven o’clock, eight o’clock, rock
5、6、7時、8時、ロックだ

Nine, ten, eleven o’clock, twelve o’clock, rock
9、10、11時、12時、ロックだ

We’re gonna rock around the clock tonight!
今夜はブッ通しでロックしようぜ!

「Rock Around The Clock」は「暴力教室」との相乗効果で、反逆児のイメージをまとって一人歩きを始める。
ヒットチャートを一気に上昇すると、8週間にわたって全米1位となった。
ここで育まれた若者達の反抗というイメージは、続いて登場したエルヴィス・プレスリーやジーン・ヴィンセント、エディ・コクランらに受け継がれていく。

そしてこの曲は海を越えてイギリスでも1位となり、多くの若者たちに“ロックンロール”という新たな音楽を伝えることになる。

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