「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

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「ジョアンナ」を自分のことだと信じようとしたジョーン・バエズ

「ねぇ、マジソン・スクエア・ガーデンで演ろうよ」  突然、ボブはそう言った。 「怖いわ」  ジョーンは少し考えた後、そう答えた。 「それって」と、彼女は言葉を続…

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ドラッグ・ソングとされた「雨の日の女」に隠された時代の伝道者の叫び声

♪ みんな、ゲット・ストーンドすりゃいいのさ ♪ マリファナでハイになった状態のことを、ストーンドといいます。実際、スタジオではミュージシャンたちがマリファナを…

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ポール・ウェラーがシティという聖地で目撃した「若者の理想像」

 イデア。  それはアイディアという言葉の語源となるギリシア語で、プラトンが使ったことで有名だ。我々が暮らす現象世界とは別の、イデア世界があり、我々が目にするも…

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ブルーにこんがらがって(後編)

さて、前編で「Tangled Up in Blue」(「ブルーにこんがらかって」)の物語を時間軸に合わせて再現すると、4)節目からスタートするのが自然だという話…

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ブルーにこんがらがって(前編)

「10年の人生を、2年かけて書き上げた曲」 ステージの上で、ディランは「Tangled Up in Blue」(「ブルーにこんがらがって」)についてそう説明して…

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尊厳死のニュースを聞いてディランの「天国への扉」を改めて耳にしてみる

アメリカ合衆国オレゴン州の女性、ブリタニー・メイナードさんが余命半年を残し、30歳になる前に尊厳死を選んだことがニュースを賑わせている。 尊厳死、という言葉を聞…

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ボブ・ディランが描こうとした「聖と俗」「空と色」。そして「彼女」の正体は?

ボブ・ディランが、禅に没頭する恋人サラのために書いたといわれる「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」。 ♪人々は手に薔薇を携え 時間ごとに誓いを立てる 我が愛…

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ディランに解放を叫ばせたのは何だったのか?

♪我が愛する人 彼女は、沈黙の如く語る 理想論も暴力もない♪ 「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」は、ボブ・ディランが1965年に発表した5枚目のアルバム『…

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ポップスが「禅」と出会う時

スコットランド生まれのドノヴァンが「霧のマウンテン」を発表したのは1967年。ビートルズが傑作アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド…

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ボブ・ディランが4丁目の仲間たちに送った辛辣な言葉

♪この僕を友達と呼ぶとは どんな神経をしているんだ 僕が落ち込んでた時 ただ突っ立って ニヤニヤ笑ってた君が♪ 4丁目。それはボブ・ディランがデビュー前後に住ん…

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「ローリング・ストーン」(転がり続ける石)となる強い決心

♪ハイウェイはギャンブラーのもの 感覚を使うのさ  偶然、集めたものを 手にしていくがいい♪ 「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ、ベイビー・ブルー」の冒頭で、デ…

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ディランが別れを告げたベイビー・ブルーの正体

♪ここから去るがいい 必要なものを 永遠に残ると思ったものを手に♪ アルバム『ブリング・イット・オール・バック・ホーム』が発売された1965年の夏。 ニューポー…

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