TAP the POP1周年記念の特別企画として、2010年〜2014年に発表されたアルバムの中から、TAP the POPレギュラー執筆陣が独断で選んだ「ベスト・アルバム50選」を5週(11月毎週土曜)に渡って紹介。今回は、2013年に発表された10枚をお届けします。どれもTAP the POP読者なら気に入っていただける作品ばかり! 異論・反論はいろいろありましょうが、どうぞ気軽にご覧ください。
*発表月の古いものから掲載しています。(作品に順位は付けていません)
31
2013
『ふたえの螺旋』
チャラン・ポ・ランタン
歌い手とアコーディオンの姉妹デュオ。二十代前半ながら卓越した表現力で、メランコリックでシアトリカルな世界観を完成させている。(宮内健)
32
2013
『La Noche Mas Larga』
ブイカ
ブイカはマジョルカ島の生まれで、政治難民だった両親とヒターノの居住地で育った。それが彼女のプリミティブなルーツ。(長澤潔)
33
2013
『Heavenly Music』
細野晴臣
ライブで馴染みのメンバーとともに、バカラックからシナトラ、ディラン、クラフトワークと気ままに歌い上げたカバー・アルバム。(宮内健)
34
2013
『Recto Verso』
ザーズ
モンマルトルで始めたストリート・ライブが人気となる。声量勝負のたたきあげたハスキー・ヴォイスの渋みも魅力のひとつ。(長澤潔)
35
2013
『連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック』
大友良英
大友良英が手がける人気朝ドラのサントラ。凸凹なアンサンブルが奏でる温かみと哀しみのある音色が、TVから流れることの新鮮さ。(宮内健)
36
2013
『BANG-A-MULI』
ブラック・ワックス
宮古島を拠点にするジャム・バンド。ファンク、ジャズ、レゲエ、ブラジル、そして宮古の音楽などを雑多に吸収。久保田真琴プロデュース。(宮内健)
37
2013
『Halcyon Days』
エリー・ゴールディング
ロイヤル・ウエディングで歌ったり、歌唱部出身とか、生粋の正統派を思わせるが、本領は自由奔放な歌唱力。(長澤潔)
39
2013
『Snapshot』
ザ・ストライプス
平均年齢16歳でデビューしたアイルランド出身の4人組。2010年代に、ロックンロールの初期衝動をストレートにフレッシュにかき鳴らす。(宮内健)
*次回は41枚目〜50枚目のセレクトをお届けします。(11月中 毎週土曜日に更新)