TAP the POP1周年記念の特別企画として、2010年〜2014年に発表されたアルバムの中から、TAP the POPレギュラー執筆陣が独断で選んだ「ベスト・アルバム50選」を5週(11月毎週土曜)に渡って紹介。今回は、2012年から2013年にかけて発表された10枚をお届けします。どれもTAP the POP読者なら気に入っていただける作品ばかり! 異論・反論はいろいろありましょうが、どうぞ気軽にご覧ください。
*発表月の古いものから掲載しています。(作品に順位は付けていません)
21
2012
『My Head is An Animal』
オブ・モンスターズ・アンド・メン
アイスランドの地から届いた素朴で懐かしくい抒情性、生命力にあふれたビートとハーモニーが新鮮。(佐藤剛)
22
2012
『Wrecking Ball』
ブルース・スプリングスティーン
長い友の死を乗り越え制作。どん詰まりの現状を〈鉄球〉で打破し〈希望と夢の国〉へと進もうとする力強さ。(宮内健)
23
2012
『Ground Of Its Own』
サム・リー
イギリスやアイルランドの漂泊民たちの伝承歌に、独自の解釈で現代の感覚を加え生まれた、新たなフォーク・ミュージック(宮内健)
25
2012
『Devils You Know』
リッキー・リー・ジョーンズ
「悪魔を憐れむ歌」や「ザ・ウェイト」などの名曲がけだるく、そして妖しげな彼女の世界に染め上げられる。夜に聴きたくなる1枚。(佐藤輝)
26
2012
『My Lost City』
CERO
震災を経て、新たな価値観と対峙せざるを得なくなった都市生活者たちが奏でる、ヘヴィーな時代のシティ・ポップ。(宮内健)
28
2013
『Barrio Del Carmen』
アレックス・コンデ
スペイン歌謡歌手である父を持つピアニスト。バークリーでジャズを学び、フラメンコとのセッションを試みた。(長澤潔)
29
2013
『Same Trailer Different Park』
ケイシー・マスグレイヴス
カントリー界の新星登場。ジャケ買いした人もいると思う。内容も素晴らしい。全米2位/カントリー1位。(中野充浩)
30
2013
『GIRL』
ファレル・ウィリアムス
シンプルなサウンドに、黒人音楽の系譜と先達へのオマージュをふんだんに織り込む。「Happy」の60sポップス感覚は世界中を笑顔に。(宮内健)
*次回は31枚目〜40枚目のセレクトをお届けします。(11月中 毎週土曜日に更新)