石浦 由高

1959年神奈川県横浜市生まれ。ライター/エディター。
アメリカに遊学、「Writing(執筆学)」を修める。長年、音楽と暮らす内、時代ととも生まれた歌詞の意味を読み解くことに、尽きせぬ楽しさを覚えるという。ワイン好き。

石浦 由高 が最近聴いてるアルバム

石浦 由高 の記事一覧

TAP the ROOTS

「ヘルター・スケルター」に取り憑いたチャールズ・マンソンの妄想

♪ ヘルター・スケルター 汗だくの夏 ♪  1971年。ドン・マクリーンは「アメリカン・パイ」の中でそう歌っている。汗だくの夏と彼が歌ったのは、1969年の夏。…

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「ダウンタウン・トレイン」が映し出すレイン・ドッグの淡い夢

 モノクロームの映像の中、年老いた女性がアパートの窓を開ける。 「ねぇ、ジェイク。満月よ」と、彼女は言う。だが、彼女の夫は、椅子に座ったまま振り返ろうともせず、…

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一目惚れならぬ、二目惚れで恋に落ちたトム・ウェイツ

♪ お前と一緒だった時の服は置いていく 俺には、レイルロード・ブーツと レザー・ジャケットがあればいい ♪  トム・ウェイツは、1980年に発表した『ハートアタ…

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秋の夜長に聴きたくなるポール・ロジャースの歌声

フリー。 1969年にデビューした彼らは母国イギリスでも伝説のバンドとして語られることが多いが、日本でも熱狂的なファンが少なくない。 ブルース・バンドの人気が高…

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デュアンがスライド・ギターと出会った瞬間

 その時、デュアン・オールマンは風邪でベッドの中にいた。1968年。オールマン・ブラザース・バンド結成の前年のことである。  そこへ見舞にやってきたのは、弟のグ…

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家を放火されたトム・ペティのもとに舞い降りた歌

♪ 俺は後ろを向きはしない 引き下がったりしない 地獄の入り口に立たされても 諦めたりしないのさ ♪ 「アイ・ウォント・バック・ダウン」のイメージが沸き上がって…

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晩年に復活したロイ・オービソンの偉大なる歌声

♪ 孤独でいることには もう飽き飽きしたのさ 私にはまだ 愛を与えられるのに ♪  1988年。ロイ・オービソンがトラヴェリング・ウィルベリーズのメンバーとして…

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絵空事のような会話から生まれた奇跡のバンド

 1988年。ジョージ・ハリスンは、5年ぶりに発売し、大ヒットを記録していたアルバム『クラウド9』からの3枚目のシングルとして「ディス・イズ・ラヴ」を発売しよう…

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トム・ペティの名曲「レヒュジー」はいかにして生まれたのか

 トム・ペティは1950年10月20日、フロリダ州ゲインズビルで生まれた。ゲインズビルは、ナショナル・グラフィック誌が「最も住みやすく遊べる都市」と評価したよう…

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ジム・クロウチが数々の名曲を生んだペンシルヴァニアの田舎町

♪ ここから逃げ出さなくちゃいけないのさ 本当に孤独なんだ だからここから逃げ出さなくちゃいけないのさ ニューヨークは僕の住むところじゃない ♪  ニューヨーク…

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オペレイター/ジム・クロウチ ~たった1つの公衆電話に並ぶ孤独な隊列

 一台しかない公衆電話の前には長い列が出来ていた。降りしきる雨の中、グリーンの兵隊服を着た州兵たちは無言で、我慢強く、自分の番がやってくるのを待っていた。ひとり…

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エイジャと名付けられた娘とフリート・フォクシーズ

 グレッグ・ペックノールドはシアトルのミュージシャンだった。1960年代にはファゾムスというソウルフルなバンドを率いていたが、大した成功は果たせなかった。  だ…

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「リキの電話番号」〜ドナルド・フェイゲンが電話番号を渡した憧れの人

 ニューヨーク州アナンデール・オン・ハドソンに小さな単科大学がある。1860年創立のこの私立大学、バード・カレッジはアメリカでもっともリベラルな校風の大学として…

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「オール・バイ・マイセルフ」~ラフマニノフのメロディに孤独を見出したエリック・カルメン

 若き無邪気な日々は、突然、終わる。  灼熱の太陽に焼かれた夏の頬に、秋風が吹きつけるように。  そんな瞬間を歌った曲は多い。 ♪  昨日  愛とはいとも簡単な…

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J.J.ケイルを見つけだした男

 1970年。後にソング・ライティング部門でグラミー賞を受賞することになる男は、食い詰めていた。1938年生まれのその男は、1956年に地元のオクラホマ州タルサ…

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「思い出のサマーブリーズ」とともに平穏なひとときを

 ジム・シールズとダン・クロフツは1950年代後半から音楽活動をしていた。テキサス出身の彼らが参加していたグループ、チャンプスは1958年に「テキーラ」というヒ…

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69年の夏、交錯する様々なメタファー

♪  最初のギターは  安物の雑貨屋で買った  指から血がにじむまで弾いたものさ  あれは69年の夏のこと ♪  ブライアン・アダムスの「思い出のサマー」は、ギ…

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「ジョアンナ」を自分のことだと信じようとしたジョーン・バエズ

「ねぇ、マジソン・スクエア・ガーデンで演ろうよ」  突然、ボブはそう言った。 「怖いわ」  ジョーンは少し考えた後、そう答えた。 「それって」と、彼女は言葉を続…

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サマータイムを思い出した夜

 1970年。アルバム『イン・ロック』を録音し終えたばかりのディープ・パープルのメンバーは苛立っていた。  前作『ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ』の…

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「リトル・ウィング」に重なる天使の面影

 チャス・チャンドラーがニューヨークのライブ・ハウスで見出した天才・ジミ・ヘンドリックス。チャスは、ジミを英国に連れていくに際して、こんな誘い文句をかけたことが…

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