「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

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井上陽水の「傘がない」にあったのは、「カ」「サ」「ガ」「タ」「ダ」から生まれる切迫感と叙情だった

井上陽水の初期の代表曲「傘がない」はシングル・カットされたが、当時はヒット曲にならなかった。 しかし、聴いた人たちには軽い衝撃を与えた。 いや、それを重い一撃だ…

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細野晴臣プロデュースの「ホルモン小唄」、大瀧詠一が仮歌を吹き込んだのにオクラ入りした理由

1976年の11月から12月にかけて、東京・赤坂にあるクラウン・スタジオでは小林旭のアルバムが制作中だった。 同じレコード会社に所属していた縁もあって、細野晴臣…

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ザ・タイガースの「花の首飾り」が生まれるきっかけとなったビージーズの「ホリディ」

GSのザ・タイガースがリリースしたシングル盤のうち、最も多く売れたのは1968年に発売された「銀河のロマンス/花の首飾り」だ。 当初はB面曲の扱いだった「花の首…

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「これが自由というものか」~60年以上も前のプロテスト・ソングが今もそのまま通用する歌の力

今から60数年前、1954年の日本では「これが自由というものか」というユニークな歌が、NHKラジオから毎週々々、全国に流れていた。 21世紀の現在でもそのまま通…

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山下達郎という職人の仕事から生まれた曲、「クリスマス・イブ」

妥協しない本物の職人の仕事は、積み重ねられていく日常のなかで使われることに価値がある。 卓越した技と美を具現化した作品は、後世になって発見されることで一気に評価…

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細野晴臣はジミヘンの「ファイアー」と「紫の煙」を完コピして松本隆のオーデションに臨んだ

1968年の春、細野晴臣は原宿駅前にあるビルの喫茶店に座っていた。 どこで細野の噂を聞いたのだろうか、突然の電話で呼び出されたのは前日のことだ。 「慶応の松本と…

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山崎まさよしの「One more time, One more chance」をスタンダードにした映画、『秒速5センチメートル』

かつてはバンドのヴォーカリストとしてカリスマ的な人気を博した若者が、バンド解散後に創作意欲を失い、人里離れた田舎でキャベツを育てながら隠遁生活を送っている。 そ…

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女優の大竹しのぶが泉谷しげると歌った「黒の舟唄」

「黒の舟唄」は野坂昭如によるオリジナルが1971年に発表された後、長谷川きよしにカヴァーされたことで知られるようになった。 さらには長谷川きよしの歌で知った加藤…

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シングル盤のB面に入っていた野坂昭如の「黒の舟唄」を歌い継いだ長谷川きよし

野坂昭如が歌ったシングル盤の「マリリン・モンロー・ノーリターン」は、1971年にコロムビアからレコード発売された。 しかし時代のトリックスターのような立場にいた…

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畠山美由紀にカヴァーされた「かもめはかもめ」

上方のぼやき漫才の第一人者だった人生幸朗・生恵幸子は、夫婦ならではの息のあったやりとりでヒット曲を話題にしながら、歌詞に突っ込んでは「責任者でてこいっ!」とぼや…

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アメリカのシンガー・ソングライターが日本語で、はっぴいえんどの「風をあつめて」を歌う時代

プリシラ・アーンは2012年、はっぴいえんどの「風をあつめて」やスーパー・バター・ドッグの「サヨナラCOLOR」などの日本語曲も収録したアルバム、「ナチュラル・…

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ボードウォークの下は、若いカップルが楽しいひと時を過ごせる最高の場所

ベン・E・キングを輩出したことでも知られるドリフターズは、洗練されたソウル・コーラスのスタイルを確立した黒人ヴォーカル・グループで、1950年代から60年代にか…

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