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社会派【魅惑のソウル・ヴォーカル⑥】~カーティス・メイフィールドのスリリングなファルセット

1960年代のアメリカでは、黒人が公民権獲得を求める運動がますます盛り上がりを見せていた。 ワシントンD.C.では大規模な行進が行われ、マーティン・ルーサー・キ…

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ジェームス・ブラウンと公民権運動②〜政治と人権運動に翻弄されたジェームス・ブラウンがザイール’74で放つ「Say it loud – I’m black and I’m proud」

キング牧師が暗殺された後の1960年代終わり頃は、新たな武装組織が出てくるなどして、放火や略奪などの暴動がまだまだ頻繁に起こっていた。 前回のコラム ジェームス…

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ジェームス・ブラウンと公民権運動①「I Got You (I Feel Good)」〜ジェームス・ブラウンがやがて政治に巻き込まれるまで

ジェームス・ブラウンが黒人の人権運動に熱心だったことは、2016年夏に日本でロードショーされた映画『ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』…

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私にとって音楽は神聖なる世界~ローラ・ニーロ「クリスマス・イン・マイ・ソウル」

1960年代後半のアメリカでは、ベトナム戦争に対する反戦運動が次第に激化し、黒人公民権運動に始まる革命の嵐が吹き荒れた。 1968年の民主党大会で暴動を企てたシ…

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志村正彦の失恋から生まれたフジファブリック「茜色の夕日」

中学生時代に奥田民生のライブを見て衝撃を受け、奥田民生に憧れてミュージシャンになることを決意したフジファブリックの元ヴォーカリストで、生前フジファブリックの楽曲…

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言葉の隙間が共感を呼ぶフジファブリック「若者のすべて」

立秋も遠に過ぎて、夜には秋の虫の鳴き声が聞こえ始めると、夏もそろそろ終わりだと感じる。夏の終わりは、人をちょっぴりセンチメンタルな気分にさせる。 そんな季節に聴…

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僕らの世代が見たビートルズとジョン・レノン~斉藤和義、真心ブラザーズ

1966年夏、ビートルズの初来日に、日本中が沸き立った。 当時10代~20代だった多くの若者は、たとえ来日公演を見ることができなくても、ラジオやレコードから流れ…

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GLIM SPANKYのiPod、ウォークマン感覚によって蘇る60年代ロック

1950年代や60年代のロックやブルースはカッコいい。無骨で、シンプルで、一聴して耳を奪われるような力強さがある。 例えば、ビートルズの「ツイスト・アンド・シャ…

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夭折のシンガーソングライター、ニック・ドレイクの謎に包まれた生涯(後編)~孤独と絶望の果てに

190センチ以上もある長身に長い髪、清潔感あふれる白いシャツにダーク・スーツや黒いジャケットを身に着け、常にエレガントな雰囲気を漂わせていたニック・ドレイク。 …

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夭折のシンガーソングライター、ニック・ドレイクの謎に包まれた生涯(前編)~見出された才能

1969年から1972年の3年間に、たった3枚のオリジナルアルバムを遺して、26歳の若さで夭折したイギリスのシンガーソングライター、ニック・ドレイク。 その歌声…

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50年ぶりに蘇ったテリー・キャリアーの古くて新しいフォーク・ソング

レア・グルーヴのムーヴメントで見出されたシンガー・ソングライターのテリー・キャリアーは、1970年代にチェス・レコードのジャズ系レーベル、カデットからリリースさ…

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一度は聴いておきたい魅惑のソウル・ヴォーカル① テリー・キャリアー(後編)〜イギリスのレア・グルーヴのムーヴメントに発掘されて甦った魅惑のヴォーカル

1971年から74年の間に、テリー・キャリアーはチェス・レコードのカデットから、チャールズ・ステップニーのプロデュース(または共同プロデュース)による3枚のアル…

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