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「TAP the COLOR」連載第71回
君らが何者であろうが、どんな仕事をしてようが、人は生きてる限り同じなんだ。君も、俺も、彼らも、みんな同じなんだ。特別な人に出逢ったら愛さなきゃ。抱きしめて気持ちを伝えろ。大事なことなんだ。特別な人を見つけることは
映画『ブルース・ブラザース』より。明日3月5日はジョン・ベルーシの命日です。
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ブルース・ブラザース『The Blues Brothers:Music from the Soundtrack』(1980)
TV『サタデー・ナイト・ライブ』で77年に開花したブルース・ブラザーズ。ジェイク(ジョン・ベルーシ)とエルウッド(ダン・エイクロイド)の二人がフロントマンに立った、伝説の映画のサウンドトラック盤。ベルーシは映画の撮影中、ドラッグで常にブッ飛んでいたという。しかし音楽への愛は本物だった。
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ブルース・ブラザース~33歳で逝った伝説のジョン・ベルーシ
B.B.キング&エリック・クラプトン『Riding with the King』(2000)
90年代に本格的にブルースに回帰したクラプトンが、アイドルの一人だったB.B.と共演した作品。ジャケットに映った二人の車のポジション、アルバムタイトルがそれを見事に表現している。なお、映画『ブルース・ブラザース2000』(1998年)では、二人はルイジアナ・ゲーター・ボーイズのメンバーとして出演。もの凄い顔ぶれだった。
ボブ・ディラン『Infidels』(1983)
この人にもサングラス盤あり。ゴスペル3部作を経てリリースした80年代ディランの代表作。プロデュースにマーク・ノップラーが加わり、ミック・テイラーが録音に参加。MTV時代でベテランアーティストたちが時代に合わせたサウンドプロダクションで再度スポットライトを浴びる中、詩人は何を見つめていたのだろう?
ビースティ・ボーイズ『Ill Communication』(1994)
本人たちの写真ではないが、強い印象を残すアートワーク。ビースティーズの最高傑作であり、90年代オルタナティヴ・カルチャーが遺した永遠の名盤。知的なサンプリングとあらゆる音楽性が混ざり合い、ノイズて溢れる都市と激動の時代を記録しているかのよう。リアルタイムで聴いた人はどんな興奮を覚えたのか?
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