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ローリング・ストーンズ初来日~最後にして最大の大物

2014.02.25

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1966年のビートルズ来日を契機にして、日本には数多くのロック・バンドが来日を果たした。
そして最後にして最大の大物と言われたのが、ローリング・ストーンズだった。

決して機会がなかったわけではない。
1974年の来日コンサートでは5回の武道館ライブが計画されて、横尾忠則が書いたポスタ―とともにチケットまで発売になった。だが日本政府が麻薬関連での逮捕歴を理由に、1部のメンバーの入国を認めなかったため来日は幻に終わってしまった。

待望の来日が実現したのはそれから16年後、1990年のことだ。
ストーンズが3年ぶりのアルバム『Steel Wheels』をリリースすると、そのツアーに東京が組み込まれた。

当時の日本はまさにバブル全盛期で、5万人の収容を誇る東京ドームでの10回連続公演は、ファンの数からしたら無謀とも思われたが、50万枚のチケットは発売と同時に飛ぶように売れて完売した。
テレビや新聞、雑誌では連日のように特集が組まれ、日本はまさにストーンズ一色になった。

心配された入国審査も無事に通過し、ストーンズは2月14日から27日まで怒涛のステージでファンを沸かせるのだった。

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