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「TAP the COLOR」連載第101回
世界で最も影響力のあるスターの一人、テイラー・スウィフトがカントリー歌手だという事実。日本ではカントリー・ミュージックの動向を追いかけている人は正直多くない。しかし、“美女”をきっかけにその魅力に耳を傾けてみては?
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ローン・ジャスティス『Lone Justice』(1985)
アイルランド系アメリカ人マリア・マッキーがいたことで知られる、当時LAで最も愛されていたバンドのデビュー作。ボブ・ディランやドン・ヘンリーも絶賛したというカントリーやアイリッシュミュージックをルーツにした音楽性は、MTV全盛のポップ80’sの中でどれほどヒップな輝きを放っていたことだろう。バンドは2枚のアルバムを出して解散してしまうが、マリアは89年にソロ作をリリースした。
ザ・レッカーズ『Stand Still, Look Pretty』(2006)
2001年に17歳でメジャーデビュー。ブリトニーらに代表されるティーン・ポップ全盛の中で、ギターをかき鳴らすその姿はゼロ年代ロックのトキメキだったミシェル・ブランチ。本作は2004年にリリースしたジェシカ・ハープとのカントリーデュオ。才能が並じゃないだけに、そろそろソロ作での復活をしてほしいところだ。
ミランダ・ランバート『Crazy Ex-Girlfriend』(2007)
北米で現在最も人気のある女性カントリー歌手の一人。オーディション番組『Nashville Star』のファイナリストとなったことがきっかけでメジャー契約。昨年にデビュー10年目を迎え、リリースした最新作『Platinum』は全米1位の大ヒット。また、Pistol Annies(ピストル・アニーズ)というバンドでも並行して活動中。人気カントリー歌手のブレイク・シェルトンと結婚している。
ジュリアン・ハフ『Julianne Hough』(2008)
リメイク映画『フットルース』やロック・ミュージカル映画『ロック・オブ・エイジズ』でキュートな魅力と歌声を、『セイフ・ヘイヴン』では爽やかな感動を与えてくれた、今後の活躍が最も期待される女優の一人。歌手としては2008年にカントリーアプローチの本作をリリースした(全米3位/カントリー1位)。現在27歳。
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