「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信

TAP the POP

TAP the SONG

中島みゆきの「糸」をスタンダードにしたのは、逢うべき歌とめぐり逢えて「仕合わせ」を感じた人たちだった

その歌は1992年に発売された中島みゆきの通算20作目にあたるアルバム、『EAST ASIA』にさりげなく収められていた。 発表からすでに24年、干支でいえばふ…

TAP the SONG

アメリカから輸入したフォークソングに演劇や現代詩を結びつけた小室等と六文銭の「雨が空から降れば」

写真・井出情児 小室等は日本にフォークソングという呼び名がなかった頃に、キングストン・トリオの「トム・ドゥーリー」を聴いてギターを始めた。 1960年代の初頭に…

TAP the SONG

伝説のグループと呼ばれたジャックスが歌と音楽に託した「悲しみ」

日本のロックの原点を築いたジャックスの早川義夫はこんな言葉を残している。 歌は悲しいから歌うのだと思っている。 寂しいから歌うのだ。 人とは、違うから歌うのだ。…

TAP the SONG

ジャックスから岡林信康に受け継がれていった「ラブ・ジェネレーション」とロック・スピリッツ

関西フォークの発信元となったインディーズのURCレコードで、ジャックス解散後に契約ディレクターとして働き始めた早川義夫は、1969年の晩秋にソロ・アルバム「かっ…

TAP the SONG

日本独自のシングル発売から生まれたカーペンターズの全米No.1ヒット「トップ・オブ・ザ・ワールド」

兄妹デュオのリチャードとカレンが「カーペンターズ」名義で、ロサンゼルスのA&Mレコードと契約を結んだのは、1969年のことだった。 だが、その年にリリ…

TAP the SONG

坂本九の「上を向いて歩こう」に慰められて大量の涙を流した無名時代の阿久悠

中村八大と永六輔コンビの書き下ろしによる「上を向いて歩こう」が、坂本九によって最初に唄われたのは1961年7月21日、「第3回中村八大リサイタル」のなかでのこと…

TAP the SONG

研ナオコの「あばよ」は新人シンガー・ソングライターの中島みゆきが初めて他者に提供した作品

ヤマハが主催する第9回「ポプコン」(1975年)で「傷ついた翼」で入賞したことから、北海道のアマチュアでは知られる存在だった中島みゆきに、メジャーのキャニオン・…

TAP the SONG

中島みゆきとちあきなおみの出会いから生まれた「ルージュ」のさまざまなる味わい

研ナオコの「あばよ」が発売になったのが1976年9月25日、オリコンのヒットチャートで1位を獲得したのは11月15日だった。 「あばよ」は彼女にとっては最大のヒ…

TAP the SONG

「中島みゆき」発「ちあきなおみ」経由、フェイ・ウォン(王菲)によってアジアに広まった名曲「ルージュ」

1989年6月4日に起きたの天安門事件の後、テレサ・テンは日本以外での音楽活動を封印するかのごとく沈黙していった。 それに代わってアジアの中国語圏で、絶大な人気…

TAP the SONG

ボ・ガンボスの「トンネルぬけて」と山口冨士夫の「トンネル天国」をつないだ村八分

ボ・ガンボスを結成することになる前のどんとは、京都が生んだ伝説的なロックバンド、村八分に歌い方も詩も全部が染まったという時期があったという。 村八分との出会いに…

TAP the SONG

藤圭子と宇多田ヒカルの母子をつないだカーペンターズの「Close to You(遙かなる影)」

バート・バカラックの代表作となった「Close to You(遙かなる影)」は、俳優のリチャード・チェンバレンが1963年にリリースしたシングルのB面曲だった。…

TAP the SONG

ジョニ・ミッチェルの哲学的な歌詞、「Both Sides Now / 青春の光と影」

1967年3月の初頭、ジョニ・ミッチェルは後にノーベル賞を受賞する作家、ソール・ベローの「Henderson the Rain King(雨の王ヘンダソン)」を…

15 / 30<<...1314151617...>>

SNSでも配信中

Pagetop ↑

トップページへ